前週に続いてまたもや、雨上がり決死隊・宮迫博之の姿が画面から消えていた7月4日放送の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)。同放送回では人気企画の“パクりたい-1グランプリ”を放送していたが、闇営業問題で謹慎中の宮迫はいっさい顔を出すことはなく、音声も含めてその存在を編集処理で消し去られていたのである。
そんな宮迫のおかげで今回、ゲスト出演した乃木坂46・高山一実の出番が激増したというのだ。テレビ誌ライターが今回の放送を振り返る。
「高山はこのパクりたい-1グランプリが大好きだそうで、番組冒頭では『このオファーいただいた時、本当にうれしくて、出たいです!って思わず(答えました)』と相好を崩していました。そして番組中でも数々のパクりネタに大笑いしていたのですが、そんな彼女が画面に映し出される回数が尋常ではなかったのです」
実際に高山の映った回数を数えてみると、約60回にも及んでいた。同番組は実質47分ほどの放送なので、ほぼ2分に3回の頻度で高山が大写しになった計算だ。ふだんの放送だったらせいぜいこの半分程度のはずだから、この日の高山はいつものゲストより倍も目立っていたことになる。
「理由の一つには、単独司会の蛍原を映し出す際に左側の宮迫を隠すためには、ゲストの高山を二分割画面に登場させると都合が良かったこと。そしてもう一つは、今回の企画が通常のひな壇スタイルとは異なり、芸人が順番にネタを披露していく方式だったため、ガヤ芸人のリアクションが少なかったことです。しかも高山は乃木坂46では“お笑い担当”として知られ、千鳥やフジモンとの共演経験もあるため、番組中でも大きなリアクションで笑みを絶やさず、制作側としても画像を非常に使いやすかったのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
衣装を着ていないと見分けづらくなると言われがちなグループアイドルだが、この日の高山はお笑い番組への高い適性を示すことができていたようだ。
(金田麻有)