7月9日の夕方、6月18日から入院中だったジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が死去し、所属タレントや芸能界から多くの惜しむ声があがっている。そんな中、10日未明にツイッターにあげられたジャニーズの所属ではないw-inds.の橘慶太の追悼メッセージに、称賛の声があがっている。
橘はそこで、〈素敵なグループを数多く生み出し、僕は沢山の影響をうけました〉とし、〈ジャニーさんがいらっしゃらなかった 僕は歌って踊る事を始めていなかったかも知れません。今いるダンスボーカルグループは皆んなそうだと思います。〉(原文ママ)と綴っており、これが〈大人のコメントで素晴らしい〉〈辛い思いをしたかもしれないが懐の広さを感じさせる〉と絶賛されているのだ。
「2000年にダンス&ボーカルユニットとして結成されたw-inds.は、アイドル的なルックスを持ちながら歌や踊りのレベルも非常に高く、実は当初、業界内では同時期にデビューしたジャニーズの嵐よりも実力が上との評価があり、人気も兼ね備えていたのです」(芸能関係者)
しかし、デビューからしばらくすると、メディアにほとんど登場することがなくなり、次第に活躍の場をアジアへ移していった経緯がある。
「その原因が、ジャニーズの影響ということは、当時から囁かれていました。これまで様々な事務所からアイドルグループがデビューしてきましたが、テレビ局側の忖度も加わってか、ジャニーズ帝国にことごとく押し出されたあげくに消えている。過去にそうした逆風の環境での活動を余儀なくされたにもかかわらず、そのトップだったジャニー社長に敬意を表する橘の姿が、感動を呼んでいるんです」(夕刊紙記者)
改めて、ジャニー社長が様々に芸能界に与えてきた影響がうかがい知れる。