良かれと思って言ってしまっているファンも多いのでは?
元HKT48の指原莉乃が7月7日放送のバラエティ番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。握手会で言われるとイラっとする言葉について明かしている。
この日の番組では、プロ野球中日ドラゴンズの応援歌「サウスポー」の歌詞を巡ってのトラブルから、当面の間、使用が自粛されることになったというニュースを紹介。同応援歌には「お前が打たなきゃ誰が打つ」というフレーズがあるが、同球団の与田剛監督は選手を「お前」という呼び方で応援するのは子どもの教育上よくないのでは?との考えから、フレーズの変更を球団を通じて応援団に要請。すると応援団側は、シーズン中の変更はファンに周知させることが難しいという理由から、応援歌そのものの自粛が決定している。
これについて指原は「自分の中では『お前』って人に言う時は悪いことっていう感覚があるので、わからんでもないんですけど、これは鼓舞とか『行け』っていう意味だからちょっと…」と、応援歌の中で「お前」が使用されることは仕方なしという考えのようで、応援歌自粛については疑問を呈していた。
しかし、面と向かって相手から「お前」と言われることについては「“お前”はめちゃめちゃ嫌です。『だれ!?』って言います」「(コールで言われたら)イラっとしないけど、握手会で言われたら『はぁ?』って言います」とコメント。握手会でファンから「お前」と言われることについては嫌悪感を抱いているようだ。
この指原の発言を受け、アイドルファンからは「やべえ、自分も好きなメンバーにお前って言ったことある」「てっきり女の子はお前って言われると喜ぶものだと思ってた」「今度からは別の呼び方考えなければ」などといった声が上がっており、アイドルをお前呼びしたことがあるというファンからは少々焦りが見える。
「応援歌とは少し異なりますが、アイドルのライブでも曲の間奏で熱心なファンは“ガチ恋口上”と言われる合いの手のようなものを入れることは有名です。そのガチ恋口上ではメンバーの名前を入れる場合と、『お前のことが好きなんだ』という二人称を使う場合もありますから、指原も応援歌の『お前』については肯定的なのでしょう。しかし、その癖で、握手会でも自然と好きなアイドルに『お前』と言ってしまうファンも意外に多いです。ただ、『女性が男性から言われてイラっとした言葉』についてのアンケート調査が今まで様々な媒体で行われていますが、大抵、『お前』という言葉は上位に入ってきます。一般女性でそうなのですから、世間のあこがれの的であるアイドルが『お前』と上から目線で言われるとアイドルでもイラっとしてしまうでしょうね。指原だけに限ったことではなく、面と向かって本人に言うかは別としても内心はイラっとしているアイドルは多いでしょう」(アイドル誌ライター)
好きなアイドルに「お前」という言葉を使ってしまっていたというファンがいるのであれば、極力控えた方が無難と言えるだろう。
(権田力也)