男と女が危険水域を超えると、予想だにしない本音が飛び出す。それは、長らく記憶される名セリフとして残った。
今年7月1日、フジの秋元優里アナ(35)が、アナウンス室からコンテンツ事業室に異動になった。丸山氏が語る。
「秋元アナの色香は局内でも群を抜きます。アナウンサーとしてのスキルも高いので、居場所がなくなったことは残念です」
全てを失ったのは、18年1月に報じられた「荒野の竹林W不倫」によってだ。同僚の生田竜聖アナと結婚していた秋元アナは、同局の既婚者のプロデューサーと密会していたところをスクープされる。
「ホテルではなく、竹林に止めた車の中でというのは、間違いなく初めてではないはず。ホテルのほうが人目につくので、たびたび同じ場所を選んでいたのでしょう」(丸山氏)
織田氏も同意見だ。
「女の性欲について根本的に考えさせられました。いくら何でもそんな場所で、という驚きでした。山本モナの9800円ラブホエッチが豪華に思えたくらい」
端なくも引き合いに出された山本モナ(43)は、細野豪志議員との「路チュー不倫」で「NEWS23」(TBS系)をわずか1カ月で降板。そして2年後、フジの「サキヨミ」で再起を期すはずだったのだが‥‥。
「私は、私にリベンジするの」
それがモナのキャッチコピーだったが、初回放送を終えた深夜に巨人・二岡智宏とのラブホ不倫が発覚。たった1回の出演でまたまた番組を降板させられる。
女子アナ不倫の草分けとも呼ばれているのが、田丸美寿々(67)だ。フジの局アナからフリーとして幅広く活躍。看板番組を持たされるなど、女子アナとしては屈指の存在となった。
そして82年、ジャーナリストの美里泰伸氏との不倫が発覚し、翌年2月に美里氏の離婚とともに再婚。
「(美里氏を前妻から)奪ったのではなく、譲ってもらった」
今の基準なら確実にアウトだが、田丸は会見で堂々と口にしている。石川氏が回想する。
「結局、美里さんとは91年に離婚したけど、田丸は一時期、ロス疑惑の三浦和義とも噂になったことがあった。取材に対する熱意が高すぎて、そんな話になったんだろうけど」
報道番組に革命を起こした「ニュースステーション」(テレ朝系)で人気だった小宮悦子(61)は、人妻でありながら、88年に年下スタッフとの密会が発覚。
〈お手々つないで朝帰り〉
歌のタイトルになりそうなフレーズが小宮の代名詞になった。関係そのものは深くなかったが、報道の翌年に夫から離婚を切り出される。
そんな小宮は94年に10歳年下のディレクターと再婚したが、今度は夫が人妻とW不倫という「因果応報」を招いたことにより、自分から別れを切り出している。
最後は、フジを退社してフリーキャスターになった松尾翠(35)である。入社2年目の07年、大学生時代の不倫過去が写真誌に掲載された。
「ごく普通の一室で生々しく男女がじゃれ合う伝説のニャンニャン写真でした」(織田氏)
お相手はバイト先の店長で、報道によれば松尾は「奥さんと離婚して!」と執拗にメールを送り、男がためらっていると「死ね!」と一喝。結局、男は離婚を決意したが、フジに入社が内定した松尾にあっさりとフラれた。ただし、この報道により、松尾も女子アナとしての前途が多難になったことは事実である。