コーヒーぶちまけで降板した「あさチャン!」時代、彼女は明らかにプロデューサーとディレクターに対する顔が違っていた、ともっぱらの評判で、
「現場を仕切るディレクターから頻繁にダメ出しを受けていた一方で、オンエアだけ見るプロデューサーから『今日もよかったよ』と毎日おだてられて、かわいがられていました。その結果、ディレクターに対して『上の人が褒めているのに、なんであんたに言われなきゃいけないの』という態度を露骨に見せるようになったんです。しかも、そうした状況を裏でプロデューサーにチクッていたようです。こうした行動が反感を買い、『ディレクターに直接言えばいいじゃないか』『だからディレクターに嫌われるんだ』と、スタッフは口々にささやいていましたよ」(情報番組関係者)
気に食わない敵が現れたら、その上司を味方につける。なんとも狡猾な手口である。
宇垣は局役員とのランチや飲みに頻繁にお呼ばれし、上層部からは相当気に入られていたという。
「そうした環境が下っ端軽視につながって『台本投げ捨て』や『コーヒーぶちまけ』を招いたのではないかとみられているんです」(TBS社員)
宇垣に軽んじられたスタッフは少なくなかった。なんと数年間にわたって彼女から徹底無視されたせいで、目に見える形で異変が生じてしまった40代のディレクターもいたという。宇垣と同世代のTBSスタッフが明かす。
「無視されたストレスで円形脱毛症にかかってしまい、それが日に日に拡大してしまった。周囲からは当初、宇垣からのストレスによる『10円ハゲ問題』と呼ばれていたんですが、抜け毛の部位が広がったせいで間もなく『500円ハゲ問題』と呼び名が変わったほどです」
TBS時代の宇垣の悪評は、もはや「伝説」のように語り継がれている。こんな事件まであったそうだ。
「『無銭飲食事件』なんてのもありましたね。数年前、ある番組のスタッフらとの打ち上げの席でした。この日も彼女は機嫌を損ねたようなんですが、『お先に帰ります』のひと言もなしに、急にいなくなりました。スタッフの中には『宇垣が連れ去られた!』と勘違いして本気で心配する声もあったそうです。要は癇癪を起こして勝手に帰っていただけなんですが、勘定は払わず、とっとと出て行っていた」(TBS社員)
いやはや、さすがは入社5年でフリーになるくらいはある。
女子アナ評論家の春山マサハル氏は言う。
「古巣の怒りを買うほどの本音を連発している背景には、独立から日が浅いタイミングで、早く視聴者に大きなインパクトを与えねば、という意図が見て取れます。本人としても一種の炎上商法のつもりなのでしょう。今後も世間から飽きられないよう立て続けに問題発言、問題行動を連発するのは予測できます。そうであれば、敵を作る形ではなく、彼女が得意なコスプレで、武器である推定Gカップをアピールした過激な露出のグラビアに挑戦するほうがファンも増えるのに」
もっともな話である。醜聞リークを恐れるくらいならば、古巣の男性社員たちを全て「悩殺」してしまうほどの覚悟を見たい。