7月28日放送の「あなたの番です」(日本テレビ系)第14話で木村多江演じる早苗が見せた、“狂気の演技”に称賛の声が集まっている。
この日の放送で、荒木飛羽演じる息子の聡一が「実験」と呼び、動物に対して殺傷行為を繰り返していたことが判明。早苗は聡一の異常性を世間から隠すために監禁していたのだ。早苗(木村)は息子と一緒に歌っていた「ぼくは理科の子、科学の子」という歌詞の「実験の歌」を歌いながら、すでに収監されていた刑務所の中で常軌を逸脱していく様子を熱演。枕を引き裂いて中に詰めてあった綿を取り出し、その綿を自分の口の中どんどん詰め込み白目を剥いて倒れる姿は、まさに“木村多江劇場”だった。
「ネット上では『木村多江の女優魂がすごい』『木村さん、怖い怖い怖い!』『木村さんがいるからこそ「あな番」はおもしろい』など、怖いのに目が離せないといった声が相次いでいます。7月8日放送の『ごごナマ』(NHK)にゲスト出演した木村は、狂気的な行動をする演技が好きだと笑顔で語っていましたから、『あな番』での早苗役はやりがいのあるキャラクターなのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
木村は“薄幸が似合う女優”から“怪演がハマる女優”へと進化を遂げたようだ。