7月29日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出演したマツコ・デラックスの、ある指摘が称賛を浴びている。
番組では、アメリカのウェイトレスが妊婦からカクテルの注文を受けた際、独断でノンアルコールを提供したというニュースを紹介。マツコはそのウェイトレスを「精神が怖いよね」とバッサリ切り捨てたのだ。
「妊娠14週目の20代後半女性がアルコールを注文したにもかかわらず、レシートを確認したところ、ノンアルコール飲料だったことが発覚し、問題となったそうです。アメリカでは、『女性が妊婦であればアルコールを提供しない判断は正しい』という意見が大半を占めたそうですが、マツコは『そもそもさ、そんな権利がウェイトレスにある?』と切り出し、『自分のことを何様だと思ってるんだ!』と苦言を呈したのです」(テレビウォッチャー)
これにネット上でも、〈マツコ最高。健康管理は自分でするもので、他人が勝手にすべきものではない〉〈妊婦さんはずっとアルコールをガマンしていて1杯だけ飲もうとしただけかもしれない〉など、マツコに同調する声が相次いだのだ。
「最近はSNSの影響もあってか、自分が正しいと思ったものを平気で他人に押し付ける人が増える風潮にあり、それが原因でネットに閉塞感を感じている人も少なくない。こうしたお節介は、昔ながらの感覚で事情を把握した隣近所の高齢者が口うるさく言うのとはワケが違い、今回のウェイトレスの勝手な正義感に通じるものがある。そこへのマツコの『何様』の一喝に、視聴者が激しく同意したということでしょう」(ネットウォッチャー)
あまり顕在化していない世間の風潮をみごとに捉えて発言したマツコのトークにはさすが、と言うほかない。