男気あふれる行動もカッコいいけど、少年っぽいところが最高とばかりに、芸能界イチの「ムシキング」哀川翔が地方商店街のお祭りを大いに盛り上げた。
8月30日に放送されたバラエティ番組「有吉弘行のダレトク!?」(フジテレビ系)で、哀川翔が見せた一連の行動に称賛の声が上がっている。
番組では群馬県高崎市にある商店街のカブトムシを使ったお祭り開催に密着。商店街に作った林にカブトムシを放し、子供たちに虫捕り体験をしてもらうという、毎年恒例の子どもたちに大人気のイベントなのだという。
そのため、商店街をあげてカブトムシの飼育を行っているというのだが、今年はカブトムシが順調に育たず、600匹を目標にしていたものの100匹ほどしか準備できなかったらしいのだ。
お祭り当日、この経緯を5000匹ものカブトムシを飼育する哀川に番組スタッフが伝えると、哀川はカブトムシを500匹寄付することを即決。無事、哀川の男気行動のおかげでイベントは開催へ。子供たちからは笑顔があふれ、会場に足を運んだ哀川も終始ご満悦の表情だった。
また、捕まえたカブトムシ同士を戦わせるという「虫プロレス」というイベントも行われたのだが、哀川は寄付する500匹とは別に持参してきた“世界最強のカブトムシ”とも称される、コーカサスオオカブトでエントリー。無論、並みのカブトムシでは太刀打ちできるわけもなく、哀川の圧勝。「全然相手にならないね!」と自慢げに高笑いする姿はまさに少年そのものだった。
子供たちからは「卑怯だ!」と元気のいい野次が飛んだものの、最終的には対戦相手の少年にコーカサスまでプレゼントする器の大きさを見せ、視聴者からは「哀川さん、優しすぎ。大好きになった」「兄貴というよりは友達同士みたい」「マジで泣けてきたわ」と、おおいに好評を博したようだ。
「ある程度、事前に打ち合わせはあったでしょうが、哀川が本当にカブトムシと子供たちを好きだということが伝わりましたね。お祭りに参加した人も、テレビで観た人たちも大満足だったと思います」(テレビ誌記者)
これぞ、まさに男前。子供たちにも哀川兄貴のような温かいハートの持ち主になってほしいものだ。
(田村元希)