黒木華主演のドラマ「凪のお暇」(TBS系)での独特な存在感が話題になっている武田真治が、第一回「HIGEMEN AWARDS 2019」の授賞式で“迷言”を連発した。
このイベントは、漢字の“八”がヒゲの形に似ていることから、かみそりメーカーの「シック・ジャパン株式会社」が、8月8日を“ヒゲの日”として選定。ヒゲをおしゃれとして楽しんでいる男性を代表して俳優の佐々木蔵之介、佐藤寛太、演出家のテリー伊藤氏、プロバスケットボール選手の田臥勇太とともに“ヒゲメン”に選出された。
司会者からヒゲのスタイルを維持するために意識していることは何かと質問を受けると、「逆にボクにヒゲのイメージがあります?」と怪訝そうに会場に問いかける武田。続けて、「たまにメガネドレッサーに選出されている人の中で、『この人のメガネ姿みたことないのに』ってありませんか?」と、心配そうに口にして会場をドッと笑わせた。
このあたりまではよかったのだが、さらにヒゲへのこだわりを尋ねられて、返した答えが、「自分から生えるものだから自分で剃る」。
一瞬、名言にも思えるのだが、よく考えるとその真意がわからない。そんな“迷言”で、一気に会場は静まりかえったのだ。武田も、その不穏な雰囲気を察知したようで「ストロボも光らず、物音がしない瞬間があるんですね…」と意気消沈。
とはいえ、気をとりなおしての“武田節”はさらに全開。ヒゲがある時とない時の気持ちの変化について聞かれると「ボクの中には常にヒゲがあるんです」とさらなる珍回答で場は凍結。思わず隣のテリー伊藤が「何言ってるの?」と冗談っぽくツッコミを入れて場を和ませたものだ。
また、自身が最も輝いていた頃の作品として「南くんの恋人」(1994年、TBS系)を紹介し、「女の子が小さくなって胸ポケットに入る設定がありえない話ですが、それ以上にこんなにヒゲの濃い高校生はいない。当時シックさんにはお世話になりました!」と、ヒゲが濃いことにコンプレックスを抱えていたことを告白し、愛用のカミソリに感謝を示した。
迷走しながらも、何とかうまくヒゲ話でまとめ、同時に武田らしさも存分にアピールできたようだ。