8月15日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に、A.B.C-Z・河合郁人が出演した。河合は、ジャニーズ事務所所属のアイドル。デビューして11年目になるグループA.B.C-Zのメンバーだ。あるお笑い芸人に顔がそっくりなことから注目され、口が達者で要領もいいことから、「ダウンタウンDX」のようなバラエティー番組に駆り出されることが少なくない。
「番組では、司会のダウンタウンの2人から何度も『ホンマにジャニーズアイドル!?』と確認されていました。確かにお笑い芸人と言っても差し支えないくらい笑わせてくれます。しゃべくりの内容は、ジャニーズアイドルオンリー。なかなか表に出てこないアイドルたちの知られざるエピソードを小出しにしてあきさせない。口の悪い浜田からは『先輩でメシ食ってるもんな』とズバリ指摘されるほど。自分のことを棚に上げ、同じ事務所の先輩後輩をネタにして笑いをとってきたんです。確かに河合は、小さいころからのジャニーズ大好きが高じて、ジャニーズ入りしたクチ。Jr.時代から先輩のものまねをしては仲間内で腕を磨いてきました。今はその芸を含めて、延長戦上で飯を食っている、と言っていいでしょうね」(芸能ライター)
河合の鉄板ネタは嵐イチの社交家、松本潤ネタ。「ダウンタウンDX」でもおなじみだ。まず松本が暗い店内で真っ黒のサングラスをかけていた話で笑いをもぎとった。放送を見た松本には『そんなに真っ黒のサングラスをしていない』と抗議されたというが、「その時も真っ黒のサングラスをかけていた」という。何度もネタにされた松本からはついに「お前とはメシに行かない」と宣言されたと嘆いていた。
「先輩のプライベートをさらして、メシのタネにするとはパパラッチのようなやり口。松本の話だって、同じバラされるにしても嵐のメンバーからぶっちゃけられるのとはワケが違う。松本ファンからは先輩を利用するなんて、後輩の風上にもおけないと大ヒンシュクを買っていますよ」(ジャニーズウオッチャー)
番組では、河合は年末のジャニーズのカウントダウンコンサートのリハーサルの話も明かした。その際、ジャニーズアイドル約50名の8割方が黒のライダースジャケットを着用。まるで見分けがつかないスタッフが困っている中、松本はただ一人黒のロングコートを着用していたことを明かし、松本クラスになると裾が伸びてくるんじゃないかと思ったことなどをおもしろおかしく語ってきかせたものだ。
「8割が本当です」と胸を張っていたことから考えて、2割は脚色か。話半分の笑い話として聞いたほうがいいのかもしれない。それにしても俎上に載せられた先輩たちはいい迷惑に違いない。
(塩勢知央)