浜崎あゆみがエイベックス・松浦勝人会長と交際していた過去を生々しく明かした暴露本小説「M 愛すべき人がいて」(幻冬舎)が、テレビ朝日でドラマ化されることになった。ドラマ版の主役にはエイベックスからデビューした安斉かれんの名前などが取りざたされているが、そもそもなぜテレ朝になったのか。
「幻冬舎の見城徹社長はテレビ朝日の放送番組審議会にて委員長の要職を務めており、見城氏の依頼によりテレ朝に白羽の矢が立ったとの噂もあるようです。ただ、この見方は短絡的と言わざるを得ません。というのも見城氏の立場で自社出版物のドラマ化を依頼すれば、テレ朝から幻冬舎への利益供与とみなされかねず、問題視されるのは明らか。そもそも幻冬舎作品が原作のドラマは各局で制作されており、今年の作品も『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)のほか、『仮面同窓会』や『絶対正義』(いずれもフジテレビ系)などテレビ朝日以外ばかり。この状況で見城氏が『M 愛すべき人がいて』をテレビ朝日にゴリ押しするとは考えられません」(テレビ局関係者)
それではなぜテレ朝でドラマ化、なのか。これにはちょっとした“裏事情”があるというのだ。前出のテレビ局関係者が話す。
「この本のドラマ化は各テレビ局に持ち込まれたそうですが、その反応は《今さらアユじゃなあ…》といった感じで、色よい返事はなかった模様。その状況で手を挙げたのが《AbemaTVでも良ければ》との条件を提示したテレ朝だったとか。すると、ここが突破口とばかりに浜崎サイドが押していき、結果的にテレ朝での放送にまで持ち込んだとの噂です」(前出・テレビ局関係者)
そんな噂がある一方で、理由は異なるものの、やはりAbemaTVが決め手となったとの指摘もあるようだ。
「見城氏はSNSアプリの『755』にて8月1日、サイバーエージェントの藤田晋社長から《浜崎あゆみ、生涯最大の恋物語の企画を電話で持ちかけられた》と明かしています。藤田氏は幻冬舎で本にしてくれたらぜひ映像化したいと語っていたとのこと。その藤田氏はAbemaTVのトップでもあるので、やはりAbemaTVでのドラマ化を前提に話が進んでいた可能性が高いですね」(芸能ライター)
はたしてテレビ朝日ではプライムタイムで放送するのか、それとも深夜ドラマとなるのか。AbemaTVとのコラボ放送という可能性もありそうだ。
(浦山信一)