衝撃の選抜発表とあって、ファンも混乱状態のようだ。
9月8日深夜放送の欅坂46の冠番組「欅って、書けない?」(テレビ東京系)にて、欅坂46の9枚目シングル(今冬リリース、タイトル未定)の選抜メンバーが発表された。
今回は初の選抜制度が導入され、その結果、2期生メンバー7人が新たに選抜入りを果たした一方、今まで全シングルの歌唱メンバーに入っていた1期生メンバー7人が選抜落ちとなっている。
その選抜落ちしたメンバーの中にはダンススキルは欅坂随一ともいっていい鈴本美愉や、25日に1stソロ写真集をリリースする小池美波、個別握手会の販売状況は良好で、今回の選抜で選ばれた一部メンバーたちよりも上回っている長沢菜々香など、選抜入りしてもおかしくない面々の落選も見られている。
そのため、ファンからは「すずもんの落選がよくわからない」「どういう基準で選抜メンバーを決めたのか教えてほしい」「ちょっと今回の選抜は意外性を重視しただけにしか思えない」など、困惑気味の声が目立っている。
「2期生メンバーの大抜擢が続いた点、18年5月から今年7月まで学業専念のために活動を一時休止しており、復帰したばかりの原田葵が選抜入りを果たしていたりしていますが、握手会人気なのか、冠番組での貢献度なのか、パフォーマンス力なのか、何を選考基準にしたのかは素人目にみれば判断は難しく、あくまで運営側で総合的に判断した結果ということでしょう」(アイドル誌ライター)
ただ、以前までは日向坂46(元はひらがなけやき)は欅坂と活動をともにしていたが、そこで選抜制をとらなかったことで、欅坂は全員選抜で活動していくものだとファンも思っていたようで「そもそも、今まで全員選抜だったのに、選抜制を導入する必要ってあるの」と、何故このタイミングで…という意見もファンからは上がっている。
「キャプテンの菅井友香も選抜制導入について『欅坂46が変わるためにはもうこれしかないのかなって思いました。グループとして停滞しているのはずっと感じてたので…』とコメントしており、現在の欅坂には変化が必要だとグループを牽引していく中で感じていたようです。やはり当たり前に歌唱メンバーに入れる環境では気持ちの緩みも出てこない方がおかしいですし、多少は競争意識を持って取り組んだ方がグループにとってプラスになるという判断だったのでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
アンダー(非選抜)メンバーによる初めての楽曲で鈴本をセンターに抜擢し、アンダーの概念をぶち壊すような圧倒的なパフォーマンスで欅坂の歴史に爪痕を残すことが運営側の描いている構想では? といったポジティブな発想も見かける。
いずれにせよ、この選抜制が欅坂にどういった影響をもたらしてくるのか注目だ。
(本多ヒロシ)