欅坂46の9枚目シングル(今冬リリース、タイトル未定)の選抜メンバーが9月8日深夜に放送された同グループの冠番組「欅って、書けない?」(テレビ東京系)で発表された。
今まで欅坂では1期生の全メンバーがシングル表題曲を歌唱してきたが、2期生が加わったこともあり、今作からは初の選抜制を導入。選抜メンバーは17人とグループ史上最も少なく設定され、2期生メンバーが7人も選抜に選出されたことで、ファンにとっては驚きの連発の選抜発表となった。
センターポジションには9作連続で平手友梨奈が入っているが、今回の結果を受けて、ファンの間では「何故あのメンバーが選抜落ちしたの」と、あるメンバーが選抜に入ることができなかったことに困惑する声がSNS上で殺到した。
「昨年末の音楽特番『MUSIC STATION SUPERLIVE 2018』(テレビ朝日系)で、平手の代役でセンターポジションを務めていた鈴本美愉ですね。8月から開幕した真夏の全国ツアーでもオープニングナンバーである『アンビバレント』のセンターを担当するなど、平手不在のグループを再三支えてきたダンススキルがメンバー屈指といっていいメンバーです。それゆえに選抜発表は3列目、2列目、前列、そして最後にセンターという順に発表していきましたから、センターとその隣りの席の発表を残すのみとなった時にはファンの誰もが平手と鈴本がそこに入るものだと思っていたようです」(アイドル誌ライター)
そのため、センターの隣りのポジションに2期生の松田里奈が入った時にはまずファンは大きく動揺したという。
「それでも、最近の平手は体調不良が続いていましたし、一度平手を選抜から外して休ませてあげるというプランについてはファンから散々上がっていましたから、鈴本がついにセンターに抜擢され、欅坂についに2代目センターが誕生かとファンの頭によぎったものの、そこで呼ばれたのは平手の名前でした」(前出・アイドル誌ライター)
この鈴本の選抜落ちにファンからは「鈴本が選抜落ちってウソだろ」「いやいや、選抜落ちする理由がまったく見つからないんだけど…」「すずもん、卒業でも考えてるのか? それ以外、理由が見つからない」「アンダーでセンターを務める人材がいないからなのかな」などといった声が上がり、やはり鈴本の落選理由が見当たらないといった様子だ。
「パフォーマンス力は申し分ないですし、よりよいライブを作り上げていこうという意識を持っていることも、今までの様子を見ても十分に伝わってきます。ただ唯一気になるところがあるとすれば、冠番組や握手会での振る舞いを見ていると不愛想に感じられるということでしょうか。しかし、それは平手にも同じようなことも言えますから、もしそれだけの理由での選抜落ちであればファンは納得できないでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
とはいえ、これだけ多くのファンが鈴本が選抜落ちしたことを不思議に思っているということは、それだけそのパフォーマンスを認めているということ。
9枚目シングルのカップリングとしてアンダー(非選抜)メンバーによる楽曲も収録されるはず。ファンとしてはそのアンダー楽曲で鈴本にセンターを務めてもらい、選抜を脅かすようなパフォーマンスを見せてくれることに期待したいところだろう。
(石田安竹)