もはや紳助親分のメッキはすっかり剥げた。では、本物のヤクザ幹部たちは、紳助に親分としての「器量」を感じているのだろうか。本誌が複数の幹部を直撃すると、やはりメッタ斬りにされてしまったのだ。
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「だいたい芸人なら芸人らしく、お笑い一本で行っていれば、こんなことにはならなかったんじゃないの?引退間際の紳助って説教臭いことテレビで言って、正義を振りかざすようなそぶりをするから、結局、ヤクザとの関係がめくれたぐらいで、引退しなきゃならなかったんじゃないの」
こう話すのは、関東に本拠を置く広域組織の幹部A氏だ。紳助親分という言葉を差し向けると、顔を曇らせ、こう話したのだ。
「紳助が親分の器があるわけがない。そもそも、女を殴るような男にホレて盃をもらおうと思うか? しかも、殴られたマネジャーというのも自分のじゃなくて、他のタレントのマネジャーだったんだろう。あいつは吉本じゃいい身分だったわけで、若い衆の女をブン殴ったようなものだ。まったく、器量なしのどうしようもない男だ」
また、関東の老舗組織の幹部B氏は、紳助の副業三昧の日々に目をつけた。
「本業以外に心血注ぐなんていうのは、ハンパな男がやることだ。親分っていうのは、これと決めたらやり抜く覚悟と胆力が必要。紳助にはそれが感じられない。しかも、相当な額をため込んでいるらしいね。何だかセコい男なんじゃないかと思っちゃうのは、俺の器量が狭いせいか(笑)」
とはいえ、引退会見で六代目山口組若頭補佐である極心連合会・橋本弘文会長を悪く言わなかった紳助を高評価するヤクザもいた。
広域組織3次団体の若手幹部C氏だ。
「引退会見で、極道を何でも一緒くたにして、悪いやつらと見下す世間に、もう少し抗ってもよかった。その部分はちょっとガッカリだったね。でも、本音はどうあれ、我慢して世話になった人をかばうのはよしだと思うけどな」
では、そこまで紳助が心酔していた橋本会長は現在、どんな心境なのだろうか。橋本会長は通常どおりに、組行事に参加し、何事もなかったかのようにしている。
極心連合会事情に詳しい在阪の企業経営者はこう話すのだ。
「橋本会長は紳助に関して、多くは話していないそうや。本心では、かわいがっていた芸人がこんなことになって心を痛めているはずやのにな。会見直後こそ、幹部連中も『これは大阪府警の嫌キチ(嫌がらせ)や』言うてはったが、『ホンマに紳助が会見で話した以上のことは何もないから、痛くもかゆくもない』とも言っとったわ。でも、あんたらが騒ぐもんやから、最近では『痛くもない腹を探られるのは迷惑や』と嘆いとったな」
世間では大騒ぎの紳助親分の引退騒動。ヤクザ社会では、さざ波程度の影響しか与えていない。これで、本当に紳助親分の器量のなさがあらためて露呈したと言われてもしかたあるまい。
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