歌手で女優の大原櫻子が主演を務める、水曜深夜放映中の連ドラ「びしょ濡れ探偵 水野羽衣」(テレビ東京系)が好評だという。
大原はこのドラマが初主演で主題歌も初担当。タイトル通り、水をかぶっては濡れて…を繰り返し、過去にタイムリープして事件を解決する、という役どころだ。劇中では可憐な制服姿も披露しており、大原自身は「シリーズ化できれば」といった強い意気込みを見せているという。
しかし、ネットには「歌手としても女優としても中途半端」、という厳しい声も散見される。過去には、フジテレビと関わりの深い事務所・フジパシフィックミュージックに籍を置いていたため、フジ系の連ドラへの出演が多かった時期もあるが、昨年個人事務所「大原櫻子事務所」を作って以降の状況について、芸能ライターが言う。
「大原と言えば、かつて“ギター女子”として、女子学生を中心に絶大な人気を誇っていた。紅白歌合戦に出演したこともありますが、歌手としては頭打ちの感は否めません。今後は女優業中心にシフトしていきそうです。ただ、個人事務所所属となったことで、多方面での活躍もしやすくなったようで、来年5月からは、ミュージカル『ミス・サイゴン』で主人公・キム役(高畑充希らと四人一役のクアドラブルキャスト)を務めます。歌唱力を武器にどこまで飛躍できるかが一つのポイントでしょう」
一時期、全体的にふっくらしたとの指摘もあった大原。だが、「びしょ濡れ探偵」での彼女は、小顔になっていながら、胸のふくらみはそのままで、男性ファンも安堵しているはずだ。
「今回の『びしょ濡れ探偵』では、以前にはなかった、そこはかとない艶っぽさが全面に出てきたように見えます。まだ23歳と若い彼女ですから、“脱ギター女子・脱ボーイッシュ”路線で、どれぐらい男性のファン層を広げられるかも彼女の今後の課題です」(前出・芸能ライター)
放映中のNHK朝ドラ「なつぞら」では、登場回数は少ないものの、主人公の奥原なつ(広瀬すず)の初恋の相手・山田天陽(吉沢亮)の妻・靖枝役としても出演しており、幅広い世代からの認知度を高めた。
「吉沢の女性ファンからはやっかみともとれる書き込みがネット上でも多数あったようですが、大原と吉沢は、大原を一躍有名にした13年公開の映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』や14年の連ドラ『水球ヤンキース』(フジテレビ系)でも共演しており、吉沢の大ブレイクを機に今後も共演回数は増えていくかもしれませんね」(前出・芸能ライター)
吉沢と共演した「水球ヤンキース」では他に山崎賢人に中川大志、千葉雄大や間宮祥太郎とも共演しているが、彼らは、全員ブレイク。吉沢も含め、彼らとも共演して“威光を借りる”ことができれば、また、それも女優として開花する武器になるかもしれない。
(島花鈴)