記念すべき連続テレビ小説100作品目となる「なつぞら」(NHK)がスタートして早や3か月。ネット上では「なつぞら」の視聴から脱落することを「脱ぞら」と呼び、「なつぞら」の欠点が気になる人は「なちゅぞら」とタグを付けて意見交換することが、すっかり定着したようだ。
「実は『なつぞら』開始当時から、“奥原なつをヒロインにしたドラマ”ではなく、“オジサンがかわいいと思う広瀬すずのカタログ動画のようだ”と指摘する声が相次いでいたんです。なつがどんな感情を持っているのか不明な場合が多いことから“自分勝手で情緒不安定なお騒がせ娘”との悪評が高かった、昨年上半期に放送された朝ドラ『半分、青い。』で永野芽郁が演じたヒロイン鈴愛と比較され『感情不明の“サイボーグなつ”より鈴愛のほうがマシ』『なつは鈴愛よりタチが悪い。生意気で礼儀知らず』『なつが出てくるたびイラッ。鈴愛にイラッとしても演じてた永野芽郁にはイラつかなかったけど、最近はCMで広瀬すずを見てもイライラッ!』などと指摘されているんです」(女性誌記者)
6月26日放送の第75話から第77話まで、アニメ映画「わんぱく牛若丸」の牛若丸を乗せた馬が崖を駆け下りるシーンの作画に悩んだなつが、自分の手を馬の前脚に見立ててクルクルと回すシーンが何度も繰り返された。ところが、
「このシーンには、『これはなつじゃない。明星食品のCMで「ちゃるめにゃ~」と言ってた広瀬すずそのもの』『広瀬を好きな権力あるオッサンたちへ。広瀬がかわいいのはわかりました。どうか広瀬に奥原なつを演じてもらってください』『数十秒のCMではバレない広瀬のワンパターン顔演技が朝ドラでは悪目立ちしまくり』など、広瀬だけでなく脚本や演出に関わる批判の声まで集まっているようです」(前出・女性誌記者)
7月2日放送の第80話からは、なつの妹・千遥として清原果耶が新たに登場。7月6日放送の第86話には、吉沢亮演じる天陽の嫁・靖枝として大原櫻子が登場するというから、潮目が変わりそうだ。