歴代ヒロインの豪華出演が話題となったNHK朝の連ドラ「なつぞら」。しかし登場しなかった女優の中で、朝ドラヒロインとしてのイメージから最も遠いところに行ってしまったのは、79年の「鮎のうた」でヒロインを務めた山咲千里だ。
「当時は、おとなしめの役が多かったものの、90年代になって皮張りのしばりつけるタイプの衣装を好み始め、92年の写真集『アナザー・スキン』でついに生まれたままの姿を発表。推定Eカップの胸と美白のボディに溶け込むようなピンク色のバストの先端、ギュンとくびれたウエストラインと、その完璧なスタイルに女性からの支持も集め、一時はカリスマ的存在となりました」(芸能記者)
だが、そのせいで仕事の幅を狭めた感は否めず、女優としての活動ではほとんど話題にならなくなっていった。
「最近では、益若つばさへのあこがれからギャルファッションとメイクに傾倒したりと、その表現活動は完全に『我が道を行くもの』になります。18年には55歳にして美身をさらけ出した写真集『NEW EARTH』を発売。変わらぬ抜群のスタイルが話題になりましたが、こちらも従来よりも芸術性を追求したもので、週刊誌やネットなどでは“抜けない”なんて酷評されてしまいましたね」(前出・芸能記者)
どこへ行くのか山咲千里。ここから“朝ドラ凱旋”を果たしたら、それはそれでおもしろいが…。
(露口正義)