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伝説のパチプロ集団「梁山泊」25年目の真実(4)系列店の報復にキレて逮捕

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 大阪グループが仲間に入って1カ月もたたない頃、毎日休まず連戦連勝を続ける軍団は、東京進出を決める。「俺たちは何も悪いことをしていないから、目いっぱいいける」という自負が平均年齢26歳という若い軍団の野心をいっそう駆り立てた。当然、店側との攻防は、より激化していく。

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「どうせ東京を攻めるなら心臓部の新宿から」という意見で一致しました。やはり、最も手強いところから攻めないと、対策を練られてしまいますからね。

 新宿の翌日には上野というように、次々に娯楽街を攻めましたが、あるホールに行くと、従業員が全員ヤクザに入れ替わっていたこともありましたね。

 服をつかみ合って押し問答をしていたら、店員のシャツが破れた。すると入れ墨が見えたんです(笑)。ホール側は私たちに打たせまいと、ヤクザに従業員の制服を着せて、私たちを撃退しようとしたわけです。

 実はこの話、それで終わりませんでした。千葉県柏市を攻めた時のこと。私の隣に20代前半の若い男が座ってきました。そして打ち始めると、何度も何度も体を寄せてくるんですよ。そのたびに私は肩で軽く押し返していたのですが、その男が突然、私の頭を両手でつかんでパチンコ台のガラスにぶつけようとした。

 まだ私も若かったので、パッと両手を台にあてがって防ぎましたが、その瞬間、私がブチギレてしまった。その男を引きずってホールの出入り口から放り出そうとしたんです。すると、目の前に警察官が待ってましたと言わんばかりに立っていて、私は現行犯逮捕されました(苦笑)。

 実はそのお店、先ほど話した従業員とヤクザが入れ替わっていたホールの系列店だったんです。たぶん、報復だったんでしょうね。

 結局、10日ほどの勾留で罰金刑でしたが、すごく反省しましたね。相手が仕向けてきたとはいえ、冷静さを欠くなんてリーダー失格だなと‥‥。

 そしてみんなのところに戻ったら「Kさんの取り分です」と封筒を渡されました。そこでまた反省させられましたね。封筒の中身が少なかったからです。

 ホール側と交渉する私がいないわけですから、その間は打つことすら大変だったんだろうなと。仲間に迷惑をかけてしまったと痛感させられました。

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 ホール側との攻防戦はさらにエスカレートする。四国では流血事件にも巻き込まれてしまうのだった。

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