AKB48の冠番組で、08年の放送開始から11年の長きにわたってファンに親しまれてきた「AKBINGO!」(日本テレビ系)が、9月25日に最終回を迎えた。
この日は通算555回目にあたり、MCを務める「ウーマンラッシュアワー」の中川パラダイスは「最終回にビンゴ」と語り、出演したメンバーたちを笑わせていた。
「最終回ではこれまでの名シーンが映し出され、番組初期に柏木由紀がひと回り年上にあたる大堀恵の長時間メイクを『十代だからわからない♪』とディスるといった懐かしの場面で視聴者を笑わせていました。終盤ではウーマン・村本大輔が、“今後の芸能生活を応援している”とマジメな口調でエールを送りつつ、最後に『ね、小栗有以さん』と推しの名前をあげるというオチを披露。他のメンバーに『泣いて損した!』と言わしめるなど、最後までアイドルバラエティらしさを貫いていたのは清々しかったですね」(アイドル誌ライター)
このように涙あり、笑いありでホッコリしていた最終回。だが、番組が終了したあとにアナウンスされた重大発表に、多くのファンがガッカリし、怒りの声もあがっていたというのだ。
「日本テレビでは未公開分を含む最終回の完全版を、動画配信サービスの『Hulu』で配信すると発表。これには多くの視聴者から《またもやHuluか!》《残りは配信で、はもうたくさんだ》と大ブーイングがあがっています。最近の日テレでは番組とHuluの連動を重視しており、9月5日に最終回を迎えた話題のドラマ『あなたの番です』でも毎週、番外編をHuluで配信。最終回の後には真犯人だった女子大生がいかに連続殺人鬼となったのかを振り返る特別編も配信していました。しかしHuluは月額933円の有料サービスなうえ、テレビ画面で観るにはちょっとした工夫が必要。民放テレビは“無料で楽しめる”ことが根本的な魅力なのに、Huluで料金を徴収しようとする日テレの姿勢には怒りの声さえあがっています」(前出・アイドル誌ライター)
せめて最終回直後の番外編は、無料で観られる「日テレオンデマンド」にしてほしかったと思っている視聴者がほとんではないだろうか。
(金田麻有)