TOKIOの城島茂が9月27日深夜にグラビアタレントとの結婚を発表、翌28日に記者会見を行った。同日の情報番組では城島結婚の話題で持ちきりだったが、ファンにとってはむしろ、別のメンバーのことが気になったようだ。
「城島の結婚を報じる各番組ではTOKIOのVTRを流していましたが、ほとんどの映像に元メンバーの山口達也がそのまま映っていたのです。さらに記者会見翌日の29日に放送された『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)にも、山口が写真で登場。5年前に亡くなった恩人の墓前で城島が結婚を報告した際、その恩人について『6人目のTOKIO』と語っていました。これは現在は4人組となったTOKIOにとって、山口を含めた5人組が本来の姿だと宣言したも同然でしょう」(業界関係者)
その山口は18年6月、女子高生相手に起こした事件の責任を取る形でTOKIOから脱退し、ジャニーズ事務所との契約が解除されていた。これまでジャニーズ事務所では、辞めたタレントについては存在していないかのように扱うことが多く、しかも山口は事件を起こして辞めていることから、今回の扱いは異例ともいえる。
「ジャニーズへの忖度が欠かせないテレビ局としては、事務所側からの容認なくして山口の映像を勝手に使うことは考えられません。それゆえ業界内では『山口の復帰が近い証拠』との見方が強まっています。城島も会見でTOKIOの音楽活動に前向きな姿勢を見せ、解散説を否定。これを山口の復帰が近い証拠と受け止める関係者は少なくありません」(前出・業界関係者)
だが当の山口は、8月29日発売の「女性セブン」に掲載された独占告白記事において、「これが最後の取材、最後の告白です」と語っていたはずだが…。
「その記事で注目すべきは山口が、故・ジャニー喜多川氏を送る『お別れの会』の案内状が届いていたと明かしていた点です。山口が事務所にとって出禁状態であれば、案内状を送るはずもありません。山口が発した《最後の告白》というのも、事務所を首になった一般人の立場としては最後、というレトリックかもしれませんね」(前出・業界関係者)
TOKIOへの正式復帰となるとさすがにハードルが高いので、正規メンバーではなく専属のサポートメンバーという形も有り得そうだ。音楽業界では珍しくない形態であり、山口としてもアイドルではなくベーシストとして復帰するほうが気が楽かもしれない。
(金田麻有)