中居正広に続いて、今度はTOKIOの長瀬智也が退所報道に見舞われた。2月27日発売の「週刊文春」にて、来年4月以降にジャニーズ事務所を退所すると報じられたのである。すでに長瀬は退所の意向を伝えているものの、来年1月の主演ドラマが決まっていることから退所時期が先延ばしになるという。
「もし、退所報道が事実なら、気になるのは、長瀬が所属する『TOKIO』の去就、そしてレギュラー番組の行方です。18年に山口達也が不祥事を起こした際には“TOKIOからの脱退”という形で決着しましたが、さすがに4人が3人に減るのは厳しいはず。バンド形式のグループにも関わらず2014年の20周年記念ツアー以降はライブを開催しておらず、グループの存在意義すら問われかねません」(芸能ライター)
そのTOKIOは現在、「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)と「TOKIOカケル」(フジテレビ系)の2本の冠番組を持っている。中でも「ザ!鉄腕!DASH!!」は、この11月で満25周年を迎える長寿番組で、視聴率も全盛期よりは落ちたものの13%前後をキープ。日本テレビでもジャニーズ事務所としても、これほどの人気番組を簡単に終わらせることはできないのではないだろうか。
「番組では山口の脱退から間もない2018年6月24日の放送で、ファンの記憶に残る場面が放送されました。DASH島で反射炉を建設する中、250キロもの屋根を持ち上げるのに四苦八苦し、そこで《これ以上、メンバーが減っては困る》とのナレーションが入ったのです。当時は番組側が山口をディスっていると笑い話にもなったものですが、これで長瀬まで脱退するとなると、ファンとしても《本当にこれ以上メンバーが減っては困る》と嘆きたくもなるでしょう」(前出・芸能ライター)
そうなると長瀬の退所が予定されると報じられた2021年4月をもって「ザ!鉄腕!DASH!!」は終わってしまうのだろうか?
「番組の人気を考えると、長瀬がいなくなることを理由に終了させるのはあまりにもったいないのは明らか。一方で番組存続にあたっては都合のいい点もあります。というのも同番組ではタイトルに『TOKIO』という単語を使っていないので、たとえTOKIOが解散した場合でも、残るメンバーで番組を続行することができるわけです。その場合はあくまで城島茂、国分太一、松岡昌宏の3人が出演する番組という体になるだけという想像もできなくはありません。さすがに長瀬が出演し続けるのは無理でしょうが、番組自体は視聴率が維持できる限り、続いていくのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
長瀬本人は、週刊文春の退所を考えているかという直撃取材での質問に「そんなことないです。ネット(の情報)とかでしょ」としたが、その後は「ごめんね」と言いながら「答えられない」を連発していたが、はたして、中居の退所はTOKIOの今後の活動に何らかの影響を与えるのか。
(金田麻有)