アニメや漫画のキャラクターに扮するコスの人気は右肩上がり。青年マンガ誌のグラビアには、有名な女性レイヤーが次々と登場し、見事な扮装を披露している。
それはテレカも例外ではなく、アニメや漫画、実写ドラマのヒロインに扮したカードが、今も高い人気をキープしているようだ。
「タレントの人気に加えて漫画やアニメファンもカードを求めるので、価格は高くなりがちです。それだけプレミア化が期待できるジャンルでもあります」(テレカバイヤー)
“テレ価”は市場に流通している枚数によって大きく上下するため、価格が高いからといって必ずしも人気のタレントやキャラクターであると言い切ることはできない。だが、人気の目安にすることはできる。今、一番高値を付けているヒロインコステレカは、意外な1枚だという。
「TBSアナだった進藤晶子がセーラームーンの衣装を着ているカードで、『ランク王国』が制作したものですね。価格は12万円。彼女は同番組でヒロインに扮して、人気に火が付きました。その勢いがテレカにも波及したと言えそうです」(前出・テレカバイヤー)
セーラームーンのテレカといえば、実写版「セーラームーン」のDVDとビデオの販売促進用に作られたカードがよく知られている。実写版はあの北川景子が出演していたことで、今もしばしば話題になるドラマだが、このカードは不思議な値動きをしているのだとか。
「ドラマには北川のほかに沢井美優、泉里香、小松彩夏、安座間美優が出演しており、彼女たちがセーラームーンの衣装でポーズを決めている図柄がテレカとして制作されています。最初は小松彩夏の人気で高値を付けましたが、その後は北川景子によって価格が上がり、それからしばらくして、今度は泉里香のブレイクによって高値を記録したんです。現在は少し落ち着いたものの、それでも3万6000円の値をつけています」(前出・テレカバイヤー)
この他では、木口亜矢が「鉄腕バーディー」の主人公に扮したテレカが3万8000円。栗山千明のバトル・ロワイアルのカードが2万8000円。由美かおるのかげろうお銀テレカが3万8000円とプレミアムカードがズラリ。現在発売中の「アサ芸Secret Vol.60」では45枚ものヒロインコステレカを紹介。ヒロインたちが一挙勢ぞろいしているので、ぜひチェックしてみていただきたい。