1月16日放送の北川景子主演ドラマ「家売るオンナの逆襲」(日本テレビ系)第2話の視聴率が、第1回から0.2%アップの12.9%と相変わらずの人気ぶりを見せた。今回のスペシャルゲストは、泉ピン子。北川が彼女の迫力あるセリフ回しにも負けず、さすがの存在感を見せた。2人のセリフの応酬が見ごたえがあり、視聴者からも〈泉ピン子 あんまり好きじゃなかったけど すっぴんでの熱演さすが。脚本がよくできてて感心してしまう。今クールNO1かも…〉という意見まで見られた。
また、一見優男風に見える、留守堂(松田翔太)の静かに淡々と話すも、非常に計算高い役づくりにもさすがとうならせられる演技力を見せている。芸能デスクが言う。
「劇中、『家を売るためだ!』という、北川の決めゼリフが何度も出てきますが、その期待を裏切らず、家を売るためなら手段も選ばない行動に突っ走る展開が見どころのひとつ。北川といえば、03年の『美少女戦士セーラームーン』(TBS系)、12年の『悪夢ちゃん』(日テレ系)でのももクロとコラボなど、女優によっては断りそうな役どころでも、決して恥ずかしがらず視聴者を飽きさせない。そんな彼女の女優魂に、事務所サイドや製作陣も全幅の信頼を寄せているのが伝わってきます。また、このシリーズでは、北川は決して笑顔を見せない、“クールビューティ”を貫き、ツンデレに弱い男性には案外とそこがツボにハマるようですね。そして、どんなに仕事が忙しくても、ダンナのためにフルコースの食事を作り置きしておく妻という演出も、北川の実生活を彷彿させます。さらに、中間管理職という役柄上、年下のゆとり世代たちを指導するシーンもありますが《北川になら、一度で良いから叱られてみたい!》なんて男性の感想もネット上ではみられましたね」
第3話では、LGBT同士の暮らしや住宅問題について触れるようだ。また、第2話で北川扮する万智が、“ホームレスとして暮らしていたことがある”、というのをなぜか留守堂が知っていた、という「伏線」の展開も気になる。
謎だらけの万智の過去にも、今後、徐々にスポットが当たっていきそうで楽しみだ。昨年10月クールで放送された「獣になれない私たち」では、大惨敗を記録してしまった同枠だが、今期は平均視聴率10%超えの高め安定の予感さえする。
(島花鈴)