7月の参院選を前に、自民党が候補者を模索している。これまで何度か政界転身を噂された眞鍋かをり(32)がついに出馬するという情報をキャッチした。
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3月に自民党が参院選に対する世論調査を行ったのだが、衝撃の結果を自民党関係者が語る。
「野党の対立候補や選挙協力が決まっていないことなどから、疑問符は付いたものの、選挙区は全て自民が取り、完勝という結果が出ました」
自民党が恐れたのはこの数字が党内に漏れることによる「緩み」。こうして、世論調査は封印の運びとなったのだ。しかし、前出・自民党関係者によると、4月第1週、自民党・石破茂幹事長(56)が、河村建夫選挙対策委員長(70)にこんなことを告げたという。
「眞鍋かをりさんの公認は、今日の話し合いでは決まりませんでしたね。後日またやりますので、よろしくお願いいたします」
党幹部には、冒頭の完勝情報が伝えられていることは当然としても、時期を前後してなぜ眞鍋の名前が出ているのか。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が解説する。
「石破さんは、勝てるとわかっていても油断しないタイプの政治家です。選挙においては、徹底した主戦論者で、師と仰ぐのは田中角栄です。同じく角栄を師とする小沢一郎さんと似ていますね」
小沢氏といえば、これまでも三宅雪子、田中美絵子、谷亮子など、政治家としての力量を不問にし、「集票能力」を重視した候補を立てた経緯がある。石破氏が知名度の高い眞鍋擁立を考えていることは説得力がある。しかし、ある芸能記者は眞鍋に付きまとうスキャンダラスなイメージをこう振り返った。
「03年に写真週刊誌『FLASH』に交際相手とのベッド写真が掲載されました。その後、事務所移籍に絡む裁判が起こされました。眞鍋は、掲載された写真は当時のマネジャーが盗んだもので、80万円で買い取ってほしいと持ちかけられて拒否した結果、出版社に持ち込まれたと主張。また、元所属事務所が枕営業や妊娠時の中絶を強要していたことを彼女が暴露したのです」
結果、裁判は泥沼化し、眞鍋は表舞台から一時期姿を消すことになった。人気を集めているブログでもアケスケに下ネタを語り、最近では吉井和哉との交際破局騒動などで話題を提供し続けている眞鍋。そんな彼女を政界にプッシュしている人物がいるというのだ。
「大手レコード会社の幹部です。横須賀出身で、小泉元総理とも旧知の間柄の人物です。長男・孝太郎の後見人として芸能界デビューを働きかけました。眞鍋の実妹が、幹部の会社で社員として働いています。そんな縁で、幹部が彼女と自民党を仲介しているようです」(前出・芸能記者)
極秘で進行している電撃出馬計画だが、みごと当選となれば、これまでの黒歴史はリセットすることができるだろう。一方、悲願である憲法改正実現に向けて、参院選必勝を期し、安全運転を続ける安倍政権にとって爆弾となりはしないのか。前出・鈴木氏が分析する。
「横浜国立大学出身の才女で、社会問題のコメンテーターもしていますし、頭はいい。そこを買えば、公認を与えることはありえます。三原順子と同じ路線を考えているのではないでしょうか。地盤を回らなければならない選挙区と違い、全国区であればギリギリになってもいい。この時期まで公認が決まっていないとすると、恐らく比例全国区での出馬が検討されているのだと予想されます」
眞鍋の動向から目が離せないのだ。