太川陽介と蛭子能収が旅をするバラエティ番組「太川蛭子の旅バラ」(テレビ東京系)の10月16日の放送内容が急きょ変更された。
本来は、「ローカル鉄道寄り道旅」が放送される予定だったが、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅第24弾」の再放送になった。理由はローカル鉄道寄り道旅の舞台が箱根であり、台風19号で被害を受けたため、配慮したのだという。
「旅番組のため、災害に影響されるのは仕方がないでしょう。“バス旅”も第23弾が熊本地震の影響を受けて放送延期になっています。この回は宮崎の青島から長崎のグラバー邸を目指す旅でしたが、ロケ中に熊本地震が起きたため、被災者に配慮して放送が約1カ月半、延期されました。今回、放送が取りやめになったローカル鉄道寄り道旅も落ち着けば放送されるでしょう」(テレビ誌ライター)
新作はおあずけとなったが、旅バラファンはそれほど堪えていないようだ。むしろ、バス旅が再び見られるため、歓迎の声すらある。そこで話題になっているのが、数多くのバス旅の中からなぜ第24弾が選ばれたのかということだ。
バス旅第24弾は山口の錦帯橋をスタートし、京都の天橋立を目指した。マドンナは熊切あさ美。その熊切がいじり倒された回としてファンの記憶には残っている。蛭子能収から「男で悩んでいる」と紹介されたり、片岡愛之助と交際していた過去を指して「なんで他の女に負けちゃうんだろうね」と同情される場面もあった。また収録の翌日にブライダルパーティーの司会をすることを話すと、太川陽介から「自分のことを棚にあげて司会やるの?」と笑いものにされている。さらに言えば、放送されたのは16年9月24日で、その前日、23日には熊切がかつて交際していた片岡愛之助と藤原紀香が挙式を行っている。あまりのタイミングの悪さが当時は話題になった。
「この回はよく覚えています。一行は温泉旅館に泊まり、そこで熊切が入浴シーンを披露してくれたんです。バスタオル1枚で湯につかり、なんとも艶っぽい胸元を見せてくれました。ですがバス旅の中で特に人気の回かというと、そこまでではありません。それがなぜ選ばれたのか。おそらく、なるべく新しい回で、台風19号の被害をあまり受けていない地域を旅した回を選んだのではないでしょうか。一番新しいのは第25弾ですが、この時は福島の会津若松から秋田の由利本荘を目指しているので除外したのだと思われます」(前出・テレビ誌ライター)
第24弾が放送されたことで、人々の記憶から消えかけていた赤っ恥をほじくり返されてしまった熊切あさ美。さぞ台風19号を恨んでいることだろう。