イケイケ状態が止まらない。
10月27日午後2時からWOWOWプライムで、42歳となる誕生日の9月6日に大阪城ホールで開催された「氷川きよし デビュー20周年記念コンサート~あなたがいるから~」が放送される氷川きよし。昼夜2公演、それぞれ3時間超えの全44曲を歌い、ファンを熱狂させた氷川は、最近そのビジュアル系路線に拍車がかかっている。
写真誌「FRIDAY」11月1日号は、東京・青山の路上で深夜、グッチのバッグを肩にかけて両腕をWの形にひじを曲げ、買い込んだものが入った紙袋をヒジにかけた姿の氷川の姿をキャッチ。メイクをした氷川の顔はその“女子力”が炸裂したように実に美しい。
「大阪城ホールのコンサートは、初のソロコンサートで、20周年、しかも誕生日も重なっていたこともあり、かなり気合いが入っていたようです。オープニングから高さ5メートルに乗っての新曲披露、さらに、最近話題を呼んでいるビジュアル系の衣装とメイクもバッチリ披露してくれましたね」(芸能記者)
氷川は8月30日、さいたまスーパーアリーナで開かれたアニサマ、「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」にも登場しており、あの「きよしのズンドコ節」の演歌姿からは想像できないバチバチのメイクと黒の透けた衣装で髪を振り乱してアニソンを歌いあげており、大阪城ホールでもこれを再現して見せたのだ。
「ネット上では、そんな氷川に《昔からのファンはこれでいいのか》といった戸惑う声もある一方で、《今が一番輝いている》《潔くていい》《ぶっ飛んでるし、吹っ切れた感じ》と、称賛の意見も多く見られる。昨今は、通常のコンサートでもドレスなど妖艶さをともなう衣装を積極的に取り入れており、氷川にとってここ2年ほどが転機になっていることは確かですね」(前出・芸能記者)
それにしても、いったい演歌界のプリンスに何があったのか。
「解放されたのは、やはり17年に『ドラゴンボール超(スーパー)』(フジテレビ系)でアニソン初挑戦となった主題歌『限界突破×サバイバー』を務め、同じ年のアニサマに赤のレザースーツに透けた素材のインナー姿でサプライズ登場しての、『限界突破──』の熱唱。これが集まったアニメファンの度肝を抜くとともに、大盛況を呼びました。その時まさに、もう一人の自分を発散させる場であることに気付かせられたのでしょう」(前出・芸能記者)
今回の大阪ホールでも出演後「解き放たれた感じで、自分らしくやれた」とコメントを残している氷川。うまいことガス抜きをして、演歌人生を歩んでほしいものである。