ドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)で共演中の木村拓哉と沢村一樹は、並々ならぬカンケイだ。作中で沢村は、木村演じるフレンチ料理人・尾花夏樹と鈴木京香演じるシェフ・早見倫子と一緒にフレンチレストラン「グランメゾン東京」を作り上げる尾花の元同僚・京野陸太郎を演じている。撮影現場ではこの3人が常に一緒。日々親睦を深めているようだ。
今でこそ木村と“同志”になれた沢村。だが、雑誌「MEN’S CLUB」の専属モデルから俳優に転向した20代後半は、“トレンディドラマの視聴率キング”である木村が雲の上の存在だった。
その後、2人は14年、木村主演の2夜連続特別ドラマ「宮本武蔵」(テレビ朝日系)で初共演。翌15年、「アイムホーム」(テレビ朝日系)で再会をはたし、今作で3作目だ。ところが2人は14年よりもはるか前、フジテレビの月9ドラマ「ロングバケーション」(96年)で同じ現場にいた過去がある。
「沢村が俳優としての所属事務所が決まって、最初にドラマの撮影現場に見学で行ったのが“ロンバケ”だったんです。事務所関係者に連れて行かれると、目の前に木村と山口智子がいた。普通にミーハー気分になったそうですが、驚くのは、その日のことを木村が覚えていたことです」(テレビ誌ライター)
当時から沢村は、180センチを超える長身で、ハーフのような顔立ち。現場のスタッフとは明らかに一線を画していたため、木村は「あの人どう見ても、スタッフじゃなくて出演者のほうだよな。出る側の人だよなぁ」と思っていたという。沢村は邪魔にならないよう、セットの裏側の端で見学していたつもりだが、モデルオーラは消せなかったようだ。
「実は、ドラマで共演する何年も前、プライベートでゴルフに行っています。共通の知人から紹介されたそうです。2、3年前にもふたたび一緒に回っていますが、その日、木村は人生最初で最後のホールインワンを出しました。で、ホールインワンをすると、祝賀会や記念コンペ大会を開く人もいますし、記念品やご祝儀を他のプレーヤーとキャディに贈与することもあります。ですが、木村はしていないそうです。いわば沢村に“貸し”がある状態なんだとか」(前出・テレビ誌ライター)
沢村は、妻と食べ盛りの3人の男子を育てる一家の主。木村の“貸し”には、佐賀牛1頭をリクエストしているという。本作撮影中に贈られることになるだろうか。
(北村ともこ)