スノーボード元五輪代表の国母和宏容疑者が11月6日、法律違反の薬物所持の疑いで逮捕された。国母容疑者は昨年、アメリカから国際郵便で薬物を日本に送った密輸の疑いが持たれている。
国母容疑者は06年トリノ五輪、10年バンクーバー五輪と2大会連続でスノーボード・ハーフパイプの日本代表としてオリンピックに出場し、バンクーバーでは8位入賞を果たしている。14年ソチ五輪では日本代表の技術コーチを務め、平野歩夢の銀メダル、平岡卓の銅メダル獲得に貢献していた。
国母容疑者逮捕の一報にネットでは「ふーん、やっぱり」「でしょうね、驚きは全然ない」「反省してまーす」「またスノーボードのイメージが悪くなる」「いかにもやってそうなイメージの人だからね」といった反応が起きてしまっている。
「国母容疑者は10年のバンクーバー五輪に日本代表の一員として向かう際に、腰パン、緩めたネクタイ、シャツの袖をズボンから出していたりといった、服装の乱れを批判されていました。記者会見でその点を質問される『反省してまーす』『チッ、うっせーな』などと、ふて腐れた発言でさらに叩かれてしまいましたからね。06年トリノ五輪では同じく日本代表だった成田童夢選手をイジメていたのではないか、という報道もされました。それだけに世間がもつ国母選手へのイメージは最悪でしたから、今回の逮捕にもあまり驚かない人が多くなったのでは」(スポーツライター)
スノーボード選手では、国母容疑者がコーチした経験もある前述の平岡選手が先月、飲酒ひき逃げの容疑で警察から事情聴取を受けているという事件が発覚したばかり。“師弟関係”の二人が立て続けで事件を起こしたことで、スノーボード選手に対するイメージは悪化してしまいそうである。
(石見剣)