女優の沢尻エリカ容疑者(33)が法律違反の合成薬物の取締法違反で逮捕された。かつて「別に…」と公然と悪態をついたことで、その言動に注目が集まったこともあったが、まさに大河ドラマ出演も決まっていた矢先の出来事とは何とも衝撃的。だが、その裏では、捜査当局による完全マークがあったと、11月19日発売の「週刊アサヒ芸能」が詳細に報じている。
目黒区内の沢尻エリカ容疑者の自宅を警視庁の組織犯罪対策部5課の捜査員が急襲したのは11月16日の早朝のこと。捜索の結果、自室のアクセサリーケースの中から「パケ」に入ったMDMAのカプセル2錠分を発見、午前8時40分頃に逮捕されたという。捜査関係者が語る。
「沢尻容疑者は、前日の午後9時45分頃に自宅からタクシーで渋谷区内のクラブで遊び深夜に帰宅していた。服装はラメの入ったワンピース姿にサングラスをかけていたというが、自宅内で薬物が発見されると『私のモノに間違いありません』と素直に所持を認めています」
沢尻容疑者といえば、お騒がせ女優として、一時は連日ワイドショーをにぎわすこともあった。09年にはかつての所属事務所を契約解除されたこともあるなど、何かと物議を醸していたが、近年は本格派女優として再び脚光を浴びていた。ワイドショースタッフが明かす。
「転機となったのは、映画『ヘルタースケルター』の主演。盟友であった写真家の蜷川実花さんが監督を務めたこともあり、一糸まとわぬ全脱ぎ姿を披露。文字通り体を張った演技で高く評価された。さらに、蜷川さんの最新作『人間失格』でもハードなベッドシーンを魅せるなど数少ない脱げる女優として再ブレイクを果たしました。来年からは大河ドラマ『麒麟がくる』で斎藤道三(本木雅弘)の娘・帰蝶(濃姫)役でレギュラー出演が決まっていました」
仕事面では順風満帆の沢尻容疑者だったが、“異変ぶり”は周囲からたびたび取り沙汰されていたのだ。
別の捜査関係者が語る。
「夏ごろから薬物疑惑があるとして彼女の名前が、たびたび上るようになっていました。それまではあまり派手なパーティなどにも出入りする様子はなかったが、かなり夜遊びをするようになり、怪しげな場所で目撃されるようになっていった。周囲も『大きな仕事(大河ドラマ)を控えているのに大丈夫か?』とその豹変ぶりも指摘されていたのです」
他にも様々な「前兆」も指摘されていた沢尻容疑者に何があったのか。11月19日発売の「アサヒ芸能」11月28日号ではその「核心証言」を掲載して詳報している。