法律違反の薬物についての取締法違反の罪に問われた女優・沢尻エリカ被告の判決公判が2月6日に東京地裁で開かれる。
1月31日の初公判で、検察側は、昨年11月に自宅で見つかったMDMAとLSDは、元交際相手から入手したもので、沢尻被告が法律違反の薬物を使い始めたのは19歳からと指摘。沢尻被告は起訴内容を全面的に認めた。
また役者への復帰について問われた沢尻被告は、「女優復帰は考えていません。影響力のある立場の人間としてあまりに身勝手な行いで、多くの人を裏切り、傷付ける結果になってしまいました。その代償は計り知れず、復帰する資格はありません」と語り、この“引退宣言”は各マスコミに大きく取り上げられた。
そんな沢尻被告にネット上では、「潔い」といった称賛の声もあったようだが、実際、引退宣言を本気で受け取っている人はそう多くはない。
「所属事務所は沢尻を解雇しないだけでなく、今後の支援も明言している。CMやNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の降板など、数億円とされる違約金も肩代わりしているとされ、これはやはり、今後、沢尻を復帰させる気がなければ当然できないことですよ。法廷での復帰の否定は、そうした現実を踏まえて“反省ぶり”をアピールするための女優・沢尻の演技なのか、それとも本当の意志なのかはわかりませんが…」(芸能記者)
昨年6月に同じく薬物で逮捕され有罪判決を受け執行猶予中の「電気グルーヴ」のピエール瀧は、2月下旬に俳優業を再開させると一部スポーツ紙で報じられた。6日に出る判決の後、意外に彼女の復帰も近いのかもしれない。
(鈴木十朗)