アイドルも人間。誰だって年をとる。だが、本人の口から事細かに加齢の実態を語られては、ファンはドン引きするほかない。
11月21日放送の「VS嵐」(フジテレビ系)でのこと。26日で39歳になった嵐のリーダー・大野智の誕生日記念の回として参戦したのは、「リーダーと同級生チーム」だった。
お笑いコンビ平成ノブシコブシの吉村崇、元ボクシング3階級世界王者の長谷川穂積、巨人の村田修一コーチ、ママタレの眞鍋かをりら各界の“39歳”が勢ぞろいした。嵐チームの助っ人は、大野と同じ1980年生まれの俳優・佐藤隆太。
「40歳目前といっても、人気商売のアイドルですから、年齢を感じさせるぶっちゃけ過ぎなトークはご法度。嵐がデビュー20周年を迎え、ファンも同様に年齢を重ねてはいますが、母娘2代で応援していたり、小中学生のファンも少なからずいますからね。そうした意味で、満身創痍であっても、いつも笑顔で元気はつらつに見せなくてはならない。とはいえ、おじさん世代ですから、本人たちは隠したり取り繕ったりでけっこう大変で、嵐メンバーも今年に入ってからは自らをおじさん呼ばわりするなど、自虐ネタを言い始めていますが…」(芸能ライター)
特に最年長の大野はその傾向が強く、コンサートの挨拶でもおじさんぶりをアピールするなど、そんなトークの回数も増えていた。そして番組では“同い年あるある”の話題で盛り上がったうえに、佐藤を相手に、その大野の口が少々滑ったようなのだ。
「年齢をとみに感じることに加え、トイレが我慢できなくなって早朝5時6時に起きてしまうことまでぶっちゃけていたんです。佐藤や吉村も大いに共感していましたから、老化現象だと言いたかったんでしょう。ただ、人気アイドルがトイレが近くて朝寝坊もできない体になった、なんて現実を聞かされたら、ファンでなくても引きますよね」(ジャニーズウオッチャー)
アイドルは夢を与える商売…そんな時代は、とうに終わっているのか。
(塩勢知央)