早くも師走に入り、今年1年を振り返ってみると、スポーツでは日本初開催のラグビーW杯で日本代表がベスト8入りの快挙があったが、その一方で芸能界では薬物有名人が続々逮捕、お笑い芸人は闇営業で「反社会的勢力」と交流、さらにはあおり運転に、老後2000万円問題など見過ごせない闇騒動が噴出した年でもあった。そこで、内閣府大型シュレッダーでも裁断できないアサヒ芸能恒例「裏流行語大賞」で2019年を裏の裏まで総まくりしよう。
今年の“表”の流行語候補には、「ONE TEAM」「にわかファン」「笑わない男」など、ラグビー関連語が計5つが選ばれた。しかし、放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏が、こう異論を唱える。
「授賞式に出席してくれそうな人を優先して流行語を選ぶのはナンセンスだよね。そもそも、11月にノミネート語が発表されるということは11月になって流行った言葉は入らない。それじゃ、今年1年の流行語にならないでしょ。その点、アサ芸の『裏流行語』はギリギリまで粘っただけあって、最後に『シュレッダー待ち』とかMDMA逮捕の沢尻エリカ(33)とかが間に合ったね。他にも原田龍二(49)とかあおり運転とか本家にはゼッタイ入らない黒い流行語がいっぱいでもうワクワクしますよー」
今年の芸能界は、3月に法律違反の薬物を巡り逮捕されたピエール瀧(52)に始まり、元KAT‐TUN・田口淳之介(34)、スノボ・国母和宏(31)、田代まさし(63)、そして沢尻エリカ(33)と薬物芸能人が次々と逮捕された。また、吉本興業の芸人が反社会的勢力の関係者と交遊していた闇営業が明るみになるなど、黒々とした闇が垂れ込めた年でもあった。
そこで本誌は「芸能」、「社会」、「政治」、「スポーツ」、そして“成人向けジャンル”の5部門から表の流行語では決してすくえない「漆黒ワード」をずらっと50語を選出した。
主なノミネート語は「事務所総出で」「崎陽軒不買運動」「4TB」「絵本作家になりたい」「なんでクリスタルじゃないんだ」、そして“艶っぽい”裏流行語ももちろん選出されている。
いずれ劣らぬ芳ばしい50語を、デーブ氏を含め裏流行語に一家言を持つ4人の識者が本音トーク。その結果、みごと選ばれた大賞ワードも含め、白熱議論のすべてを12月3日発売のアサヒ芸能12月12日号で発表している。