東京五輪までに、芸能界から違法薬物中毒者を一掃する──。そんな捜査当局の思惑を裏付けるかのように、すでに関係者の間では次なる「ターゲット」がリストアップされていた。
逮捕後の取り調べで沢尻が「完落ち」したことで注目されているのは、有名人の芋づる式の逮捕だ。特に「沢尻会」のメンバーで、参謀役でもあった30代の女優Nに疑惑の目が向けられている。
「沢尻が逮捕される約1カ月前に、マトリ(関東信越厚生局麻薬取締部)が狙っているという情報が一部マスコミの間で流れました。沢尻とたびたびクラブに出没するだけではなく、男と遊ぶ時も一緒の仲。本人はクスリ疑惑の火消しに躍起になっていますが、当局にマークされているのは間違いない」(芸能記者)
同じく沢尻会のメンバーで、芸能関係者の間で「危ない」と名前が挙がるのは、人気ドラマに引っ張りだこだった元俳優のKだ。
「沢尻とは役者時代から交遊がありますが、その時からクスリの噂がありました。自分でイベントを立ち上げた時には、沢尻と交流のあったクラブ人脈がサポートしていたこともあって、沢尻の証言しだいでは捜査の手が伸びる可能性もあります」(芸能プロ関係者)
今後、薬物ルートの解明でクラブに出入りしている著名人も徹底的に洗われる中、アイドルグループ時代から横柄な態度で知られた歌手のAについても、怪しげな情報が飛び込んできた。
「クラブは逮捕されるリスクが高いので、都内に『大麻部屋』を用意しているそうです。親しい俳優やアイドル時代の仲間が出入りしているという情報を聞きつけたマスコミが張り込んでいました。2年前には、沢尻とAが六本木の芸能人御用達の飲食店やクラブに来ている姿も目撃されています」(芸能プロ関係者)
逮捕となれば、沢尻の事件以上の衝撃をもたらすことになりそうだ。
数多くの映画賞を受賞し、ピエール瀧(52)との共演歴もある女優Yは、ここ数年、シャブ疑惑が浮上している。
「一時期、激ヤセして肌もボロボロだったので、クスリを使用しているとみられていました。撮影中に捕まったらシャレにならないのでキャスティングも難しかったんです」(映画関係者)
最近は体重も戻ってきて復活した印象もあるが、夜の街でこんな目撃談も。
「夏頃、数名のスタッフを連れてバーを訪れました。Yはウーロンハイしか飲みませんが、他のスタッフにはテキーラを“強要”。その様子が酔っ払っているというより、ラリッている感じで怖くて話しかけられなかった」(バーの常連客)
単に酒に弱かっただけならいいのだが‥‥。