支出、時間拘束、出演後のマイナスイメージを考えるとやはり気の毒なところか!?
お笑いコンビ「マテンロウ」のアントニーが3日に放送されたラジオ番組「アッパレやってまーす!」(MBSラジオ)に出演。たびたび出演している「水曜日のダウンタウン」(TBS系)のドッキリ企画のギャラを告白している。アントニーといえば、リアクションの大きさからドッキリのターゲットとして重宝され、知らない人が自宅のベッドの中に待機しているといった心臓に悪いドッキリも経験しているが、同番組については、「これで2万(円)かって思いますけどね」とあっさりとギャラを告白。
ただ、ドッキリ自体にかけられることは好きではないものの「これでお金もらえてると思うと、頑張りはしてないのに、まあいいかなって」と、2万円のギャラには納得している様子を見せていた。
しかし、アントニーのように2万円のギャラに納得できる芸人ばかりではないはずだ。もちろん、アントニーのように「水ダウ」で知名度が上がっている場合はギャラ以上に出演するメリットが大きいだろう。逆にごく一部ではあるが、この番組に出演したことでマイナスなイメージが強くなってしまった芸人もいるのは事実だ。
「その代表例がアントニーの相方である大トニーでしょう。大トニーは昨年5月に放送された『水ダウ』で自分の身代わりを見つけると鉄格子の檻から脱出できるという監禁ドッキリ企画でパンサーの菅良太郎に電話で呼び出され、鉄格子に閉じ込められる羽目に。大トニーは直前まで居酒屋でお酒を飲み、酔っていたこともあって、『何がおもしれえんだよ、若手芸人使ってよ』『おーい、偉れぇヤツよ、出てきて説明しろよ!』『オメーらがやってることなんかお笑いじゃねーかんな!』とブチ切れていました。しかし、有名なのはアントニーのほうで大トニーは世間的に見れば、“じゃない方芸人”ですから、視聴者からは無名芸人がお笑いを語っているようにしか見えません。それで、明らかにこの出来事がきっかけで総スカンをくらっています。しかも、大トニーは電車がない深夜帯に呼び出されて、東京都中野区から監禁場所である神奈川県東神奈川まで向かっていましたからタクシー代は1万円を優に超えているはず。この手のバラエティーで移動費などが支払われないなんてことはザラにありますし、タクシー移動代ももし自己負担だったとすれば、かなり痛い出費になっていたことでしょう。もちろん、大トニーの時には、内容的に、ギャラも多少上乗せされていた可能性は否定できませんが、もし、アントニーと同じ2万円のギャラで監禁までされたとなれば、ネタばらし後も不満はあったことでしょう」(エンタメ誌ライター)
自分の時は、ギャラに満足しているのか、ぜひ、大トニーの意見を聞いてみたいところだ。
(権田力也)