ZOZOの創業者で大の車好きとしても知られる実業家の前澤友作氏が12月8日、4億円弱の超高級車を購入したことを明かした。
自身のYouTubeチャンネルにて〈#03【日本初お披露目?!】前澤、3.8億円の車を買う〉と題した動画を公開した前澤氏は、スウェーデンの高級車メーカー・ケーニグセグのハイパーカー「ジェスコ」を購入したと公表。今年3月のジュネーブモーターショーにてお披露目されたジェスコは125台のみの限定生産で、発表直後に生産予定分の完売が発表されていた。
「前澤氏は『ジュネーブのモーターショーで一目惚れした車』と説明しており、どうやらその場で購入したようです。この手の超高級車では発表直後の完売は珍しくなく、絵画のオークションなどで海外の高級品事情に通じている前澤氏ゆえに即断即決できたのでしょう。実際の納車は20年からで、今回はジャパンプレミアを前に内覧した様子を動画で紹介。内覧できること自体がステータスであり、前澤氏は『こんなのなんで買ったんだよ。何にも見えねえよ』と悪態をつきながら、終始ご満悦の様子でした」(自動車ライター)
その前澤氏はほかにもブガッティ「シロン」やパガーニ「ゾンダZOZO」、アストンマーティン「ヴァルキリー」、メルセデスベンツAMG「プロジェクト・ワン」といった1億円超の超高級車を多数保有。スーパーカーを通じて子供たちに夢を与えるプロジェクトも推進している。
そんな前澤氏と同様に車好きで知られるのが、ヒカキンの実兄でYouTuberのSEIKIN(以下セイキン)だ。セイキンは8月にランボルギーニの「アヴェンタドールS」を4500万円で購入。ほかにも4月には「レクサス LS500h」、8月にはトヨタ「アルファード」も購入している。そんな二人の車好きにはどんな違いがあるのだろうか。
「世間のイメージする車好きに近いのはセイキンのほうでしょう。もともと車好きの彼は、あこがれの一台としてランボルギーニを購入。しかし二人乗りゆえに子連れでは乗れないために、ふだんの足としてアルファードなどを購入しています。実弟のヒカキンによると、セイキンは財産として高級車を購入している一面もあるのだとか。YouTuberは先々の保証がない商売ですから、ヒカキンがウブロなどの高級腕時計をコレクションしているのと同様に、セイキンは高級車に稼ぎを投じているようです」(前出・自動車ライター)
それに対して前澤氏のほうは、同じ車好きでもタイプが相当異なるのだという。
「今でも数百億円の資産を誇る前澤氏は、もはや“買えないものはない”という大富豪。それゆえ高級車を選ぶ際にも“世界限定125台”といった希少性にステータスを感じているのでしょう。欧州の超高級品ではブランド性を維持するためにお金を積むだけでは買うことができず、しかるべき紹介者が必要だったり、社会的なステータスが求められるケースが少なくありません。その点で前澤氏は一部上場企業の元オーナーであり、米サザビーズで60億円の美術品を落札していたコレクターとしても知られていることから、高級車メーカーの顧客リストに名を連ねることもできるわけです。彼の保有車リストには今後もベンツやポルシェ、フェラーリが入ることはなさそうで、一般的な日本人にはほとんどなじみのない超高級車ばかりが増えていくに違いありません」(前出・自動車ライター)
世間からはセイキンのほうが「スゴイ車に乗っている!」とのイメージが強いはず。前澤氏の愛車たちはもはや、うらやましがられる対象ですらないのかもしれない。
(金田麻有)