嵐とシンガーソングライターの米津玄師との初コラボが発表され、ファンをザワつかせている。
2020東京五輪・パラリンピックのNHKテーマ曲を米津が作詞作曲、嵐が歌うことになった。タイトルは「カイト」で、大みそか放送の「第70回NHK紅白歌合戦」(NHK)で初お披露目される。
米津は「僕が子供の頃から変わらず活動してきた嵐の休止前ラストイヤー、その一幕に関われることをとても光栄に感じています。カイトは長く残る曲になってほしいと願いながら制作しました。どうか広く行き届きますように」とコメント。嵐を代表して相葉雅紀が「米津さんが作ってくださったこの曲は、頑張っている人が救われるようなやさしさにあふれていて、歌っていてとても感動しました。この曲でオリンピック・パラリンピックをはじめ、2020年の日本全体を盛り上げられるよう心を込めて歌わせていただきます」と、大いに意気込んでいる。
だが、両者のファンの間では期待と不安が渦巻いているという。
「嵐ファンは当代一の人気シンガーソングライターとのコラボで、鬼に金棒と言った気分じゃないでしょうか。活動休止イヤーの盛り上がりをパワーアップしてくれるともろ手をあげて賛成している。米津の歌う自作曲が、ロングランでバカ売れする中、他のアーティストに提供した楽曲も負けずに売れています。Foorinの歌う『パプリカ』や菅田将暉の『まちがいさがし』、DAOKOの『打上花火』などヒット曲ぞろいで、書いてもらえばバカ売れ間違いなしの状態ですから、嵐ファンにとっては、新たな面が見られると期待が膨らむばかりです。NHKの五輪テーマソングということもあり、必然的に番組はもちろん、局をあげての大プッシュとなり、歴史に名を残す名曲になることが確実視されている。大感謝しきりなんです」(芸能ライター)
だが、ネット上の一方の米津ファンの心境は複雑で、楽曲提供することなく、米津自身に歌ってほしいという要望が圧倒的だという。また、ジャニーズへの楽曲提供に難色を示す者も少なくなく、曲をメンバー5人のソロでつなぐ歌割に対する抵抗感も強いようだ。
「嵐は『24時間テレビ』や『奉祝曲』の生歌を披露しましたが、それが、歌唱力がズバ抜けている米津のファンにとってはどうしても、物足りなく感じられているようです。米津の曲の良さを十二分に生かし切れないと、憂う声も少なくありません」(ネットライター)
米津ファンの「懸念の声」がこだましている。
(塩勢知央)