東の大関は、山里亮太と結婚したばかりの蒼井優だ。
「04年の映画『花とアリス』では、蒼井が演じるアリスのバレエシーンが最大の見せ場です。撮影スタジオの裏で、トゥシューズがないので紙コップとガムテープで即席のシューズを作って踊るシーンは、切なさや儚さを見事に表現していました」(芸能評論家・織田祐二氏)
もともとクラシックバレエが特技だったこともあり、映画賞を総なめにした「フラガール」(06年)でも完璧なフラダンスを見せるなど、代表作の陰にダンスありだ。
西の大関は、若手No.1の実力派女優と呼ばれる満島ひかりが入った。
「在籍した『Folder5』の後期のナンバー『Final Fun-Boy』では、5人のメンバー全員が高いヒールを履いて踊っていた。あんな靴でのダンスは初めて見ましたが、安定感が鍛えられて、難ダンスもこなせるはずと思いました」(前出・織田氏)
「乃木坂46」などの振付師でグラドルでもある東坂みゆによれば、満島のダンスは「ハウス系の複雑な動き」であるという。
東の関脇に入ったのは、お笑いのキンタロー。である。前田敦子や平手友梨奈の誇張しすぎたものまねではSNSが炎上することもたびたびあるが、キレのある動きは誰もが認めるところ。東坂みゆが意外な縁を明かす。
「実は2年前、キンタロー。さんのYouTube用のPVでバックダンサーを務めたことがあるんです。BoAさんの『ジャズクラブ』という曲をカバーされていました。当時、キンタロー。さんは社交ダンスのテレビ企画で大会にも出ていらっしゃったので、とにかく背筋がピンとしていらっしゃる。形がすごくきれいで、キレッキレの激しいダンスでした」
そして西の関脇にはあの注目の新進女優が──。