1月6日放送のテレビ東京開局55周年特別企画 新春ドラマスペシャル「最後のオンナ」に出演した岸部一徳に歓声が巻き起こっているようだ。
岸部と言えば最近は「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)で箱入りメロンとともに米倉涼子演じる未知子に対する高額なギャラの請求書を病院側に持参する、未知子のマネージャーのように働く神原の姿を思い浮かべる人が多いだろう。
しかし岸部はもともと「サリー」の愛称を持つ、日本有数のグループ・サウンズ「ザ・タイガース」でベースを担当していたバンドマンなのだ。
岸部がこのスペシャルドラマで演じたのは「70歳を過ぎて恋をする」おかき屋の老舗「皆川堂」の社長・皆川雄一郎。しかし社長として仕事をするシーンはほとんどなく、「13万円する」エンジ色のスカジャンを着こなし、スナック「ビーナス」に入り浸ってばかり。しかしそのスナックのシーンで“奇跡”が!「ザ・タイガース」でボーカルを務めていたジュリーこと沢田研二の名曲「勝手にしやがれ」を岸部がカラオケで歌うシーンがあったのだ。
「ネット上では『一徳、いや、サリーがジュリーを歌ってる!』『岸部一徳が勝手にしやがれを歌うなんて、粋なはからいだわ~』など、視聴者から歓喜の声が続出していました」(テレビ誌ライター)
名バイプレーヤーとして重宝されている岸部。これからも今回のドラマのように、バンドマンとしての資質をチラ見せしてほしいものだ。