テリー おいおい、そんな言葉でごまかされると思ったら大間違いだぞ。
今野 アハハハハ、ちょっと待ってください。
テリー そこは読者にとっても大事なところだから。
今野 そうですね‥‥男性が近づいてきた時の匂いだったり、体の暖かさだったりを思い出して、書いていますけれど。
テリー そんな抽象的な表現をしていちゃダメだよ。
今野 そこは読者の方に想像していただいて‥‥。
テリー いやいや、東スポの風俗面には、オッパイやお尻がたくさん載っているんだから。
今野 はい、私の小説もそこに掲載されています。
テリー だったら、なおさらそんな場所で「匂い」とか雰囲気で流すのはまずいよ。俺が東スポの担当だったら「今野さん、ここはちょっと生々しくお願いしますよ!」なんて言っちゃうと思うな。
今野 そういうところもけっこう悩んじゃいますね。官能小説ってエッチな描写をいろんな形に比喩したりするじゃないですか。例えば「男性の塊」とか‥‥。
テリー それ、チ○チンのこと?
今野 はい(笑)。でも私はそういう書き方はしなくて、わりと直接的な言葉で書いてしまいがちで。
テリー 「チ○チン」って書いちゃうんだ。
今野 まあ、そんな感じです(笑)。でも、読者の方はどっちの書き方がエロさを感じるんだろう、って。
テリー ああ、それは杏南ちゃんの思う書き方でいいと思う。読者としては「杏南ちゃんが書いている」ことがいちばん大事なんだよ。杏南ちゃんの顔や体を想像しながら読むから、普通の作家が書く官能小説とは違う、別の味わいが出てくるんだから。
今野 じゃあ、私の思う書き方でいいんですね。
テリー 大丈夫だよ。だけど、その分しっかり内容は実体験も含めてサービスしてもらわないとな。
今野 フフフ、どこまでできるかわかりませんけれど、頑張って書きますので。
テリー せっかく小説を書いているんだから、今後は脚本の仕事とかもやってみてもいいかもね。
今野 本当ですか? 実は私、裏方のお仕事にもすごく興味があるんです。脚本はもちろんですが、映像も撮ってみたくて。以前に番組の企画で、私がグラビアアイドルの女の子たちを撮影させていただいたこともあったんですが、それがとてもおもしろくて。
テリー 何でも挑戦してみるといいよ。もうグラビアはやらないの。
今野 いえ、求めていただけるのなら、ぜひ!
テリー 俺もやったほうがいいと思う。だって、今のグラビア界には30代のいい女が少ないんだよ。これからニーズはどんどん上がっていくから。今後、乳首も見せられる?
今野 えーっ、どうですかね。私、映画ではもうトップも見せているんですけれど、グラビアではまだ考えたことがなかったですね。
テリー だったら、今がその時だよ。早朝バズーカで寝起き顔の撮影をして、そのあとに脱いでもらって撮影しよう(笑)。俺がカメラマンになるからさ。
今野 アハハハハ、それ、おもしろいですねェ。
テリー じゃあ杏南ちゃんの今年の目標は、それに決まりだな。
今野 あとは、本当にすてきな恋人を見つけたいですね。そろそろ「変な男ハンター」のイメージを返上したいですから。
◆テリーからひと言
こんな美人をフる男がいるなんて信じられないな。早くいい男と出会えることを祈っているよ。でも、その前に早朝バズーカヌードをよろしくね。