駅から直結の地下街を見守って50年超! 新鮮たこぶつや濃厚カキフライが食欲そそる
1968年に開業したJR天王寺駅から直結の地下街「あべちか」に店舗を構える、カウンター20席の気軽な酒場。地下街の開業当初にオープンしたというから、その歴史はすでに50年を超えている。変わりゆく天王寺エリアを地下から見続けてきた店だ。朝10時から夜10時まで、「あべちか」の定休日以外はいつも営業しており、朝方は年配客で、夕方になるとお勤め帰りのサラリーマンで賑わう。
木津市場から仕入れているという新鮮な魚が自慢で、プリプリのたこぶつ、絶妙な締め具合のきずしは人気。どちらも付き合いの長い酒蔵だという大分の小手川酒造の「宗麟」、秋田・両関酒造の「両関」と合わせれば至福の味わいとなる。岡山の日生から直送される牡蠣を使ったカキフライは身が縮まらず味が濃く、どて焼きの風味はどこか上品さを感じさせる。串かつやおでんも人気で、その日の気分で好きなおつまみを選べるからうれしい。
もともとは道頓堀にあった日本料理屋の支店としてスタートしたという当店。本店から受け継いだサービス精神は、安くて美味しい料理と、毎日とことん念入りに手入れをしているという清潔感のある店内に表れている。
■半田屋
住所:大阪府大阪市天王寺区堀越町 アベノ地下街1号 電話:06-6779-3629 営業時間:10:00~22:00 定休日:2カ月に一度、第2か第3火曜※「あべちか」の定休日に準ずる