平成の「魔性の女」は葉月里緒奈の不貞騒動が話題となった95年を機に、大きなスキャンダルとして取り上げられるようになった。行為時の写真の流出なども相次ぎ、文春砲と呼ばれる「調査報道」のターゲットとなり、芸能生命に直結する爆弾となったのも平成の特徴だろう。
第10位に輝く、スケベとは無縁な品行方正だったベッキー(35)が「ゲス不倫」で芸能活動を休業に追い込まれたのは、16年2月。相手はロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル兼ギタリストの川谷絵音。LINEの記録などが詳細にバラされる、平成ならではの不倫だった。
スキャンダルで2度も番組を降板したフリーアナの山本モナ(44)が9位。不倫トラブルを2回も起こし芸能界からフェードアウトした初のキャスターだ。初めは06年TBS系「NEWS23」のフィールドキャスターに抜擢されたばかりの5日目。当時、民主党のホープと言われた細野豪志氏との路上キスをスクープされた。次は08年、フジテレビの新番組「サキヨミ」の初回放送終了後、巨人の二岡智宏との五反田でのラブホ密会をキャッチされる。今はフリーアナとして、講演などで活躍中だ。
8位は、不倫の鮮やかさでは右に出るものがいない高岡早紀(47)で異論はないだろう。96年に保坂尚希と結婚したが、共演男優との交際が何度も噂される中、04年に決定的瞬間を撮られてしまう。
「今井美樹の夫、布袋寅泰との六本木密会です。薄暗い店内で布袋の膝の上に座って濃厚な抱擁を続ける姿をフライデーされたのですが、掲載されている以外にもっとショッキングな写真があるとも言われた」(マスコミ関係者)
写真掲載から1カ月もたたないうちに離婚。布袋が「火遊びがすぎた」というファックスを流すと、保坂は離婚会見を開き「結婚していた女をイテこましといて“火遊び”は許せない」と激怒したほどだった。その後も実業家などなど、男の噂が絶えない現役ぶりはみごと。
7位にランクインした宮沢りえ(46)といえば、92年11月、貴乃花(当時は関脇)のハートを射止めて婚約、「世紀のカップル」と言われたが、わずか2カ月後の93年1月に破談になる。
「亡くなったりえママが結婚に反対したことが理由と言われ、不幸のどん底に突き落とされます。そんな時に相談相手になっていたのが中村勘三郎(当時は勘九郎)ですが、翌年、勘九郎が宿泊していた京都のホテルで自殺未遂騒動を起こしてしまう」(峯田氏)
09年に実業家の元プロサーファーと結婚、16年に離婚。18年にはV6の森田剛と再婚するなど、波乱含みだ。
6位の深田恭子(37)は独身ながら、奔放な男性経験で同世代を圧倒している。ジャニーズでは東山紀之、滝沢秀明、亀梨和也の3人、有田哲平、野球の斎藤佑樹、玉木宏、野島伸司氏など多士済々で両手に余る。
「焼き肉を食べると我慢できなくなるというので、事務所から焼き肉禁止令が出たという話もありました。肉食系女子の代表のような存在」(峯田氏)
最近では、交際していたシーラホールディングス会長の杉本宏之氏との破局が噂されており、まだまだ話題提供に事欠くことはなさそうだ。