1月期ドラマで視聴率ナンバーワンに躍り出たドラマ「テセウスの船」(TBS系)で、女優・上野樹里の存在感が増している。
2月23日放送の同ドラマは第6話にして、今クールドラマのトップとなる視聴率13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。本命と目されていた、今期の天海祐希主演の医療ドラマ「トップナイフ─天才脳外科医の条件─」(日本テレビ系)を抜き去ったのだ。
その“勝因”は何か。実は、どうにも、特別出演の上野が主演・竹内涼真の演技を完全に食っているとの評判で、「新・視聴率女王」とする声まで聞こえてくるのである。
テレビ誌ライターが言う。
「上野の演技が光っていますね。冒頭では竹内演じる主人公の妻として登場し、主人公がタイムスリップした後は週刊誌記者役で再登場する。トリッキーなストーリー設定の中、1人2役をみごとに演じて物語に説得力を持たせるとともに、迫真の演技で視聴者を魅了しています」
上野といえば、かつてはその演技力が高く評価される一方、天然ぶりやワガママぶりでも話題を振りまいてきた。スポーツ紙の芸能デスクが明かす。
「上野の“プッツン”ぶりが業界で有名になったのは映画の会見での“記者捕獲未遂騒動”です。当時、オリエンタルラジオの藤森慎吾との交際が取り沙汰されていたのですが、記者から『交際は順調?』と振られるとブチ切れた。現場にいたスタッフに質問をした記者を捕まえてつまみ出させようとしたんです。また、『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)劇場版の取材会の際も、当時、吉高由里子との熱愛が報じられていた共演の玉木宏に対して報道陣がその質問をぶつけると、露骨に不快な態度を示して現場を凍りつかせました」
そんな上野のいる現場は今では、和気あいあいだというのだ。天才女優はいかに「覚醒」したのか─。その秘密は、3月3日発売のアサヒ芸能3月12日号で詳細にレポートされている。