芸能

岡田晴恵特任教授も呆れた?玉川徹氏の厚労省批判に「もう前に行かないですか」

 新型コロナウイルスも官僚批判の道具に過ぎないのか。3月6日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)にて、そんな疑念さえ抱いてしまうような、「約10分間にわたる厚生労働省批判」に、出演者も呆れてしまっていたようだ。

 批判の発端は、厚労省が5日朝に〈感染症指定医療機関への医療用マスクの優先供給を行った〉と公式アカウントでツイートしたこと。これに先立ち厚労省では、4日放送の「モーニングショー」にて〈まずは医療機関に配らなければだめ〉とのコメントがあったと紹介。省庁が具体的な番組名を出すのは異例であり、これに番組側が猛反発する形となった。

 6日の放送では「医療機関のマスク不足 厚労省ツイッターが波紋」と銘打って、同省のツイートを問題視。番組では感染症指定医療機関に問い合わせを行い、〈国からマスクは届いていない〉、〈今のところ優先されている感じはしない〉といった返答を紹介していた。

 そのうえで厚労省の担当者から「『マスクの優先供給を行った』については言い過ぎた表現。『行っている』『開始した』が正しい」との返答があったと報告。これらの取材を踏まえ、同番組でコメンテーターを務めるテレビ朝日社員の玉川徹氏が、番組代表の立場から厚労省への猛批判を展開したのである。

「玉川氏は厚労省のツイートについて『日本語として間違っているので訂正するのは当然でしょうね』と断罪。さらに『間違えは誰にでもあります、我々の番組でも間違えがあれば訂正する』と前置きしつつも、『なんでこの時期にちゃんと事実確認もしないで、正しくない日本語を使って厚生労働省が(番組を)名指しでやったんだろう、と。ボクは回答が欲しいんですよね』と、厚労省を徹底的に追及する構えを見せていました」(テレビ誌ライター)

 ここでMCの羽鳥慎一アナは、新型コロナウイルス報道でおなじみとなった白鴎大学の岡田晴恵特任教授に「岡田先生いかがですか?」と質問。「この表現の行きすぎたところや事実関係を訂正したいというところですが」と専門家の意見を尋ねたのである。

「その質問に岡田氏は直接答えることなく『もう、前に行かないですか?』と提案。『これはこれで、とにかく医療の現場にマスクを届けるように最大限尽力をお願いいたします』と答え、番組の厚労省批判には関与しない姿勢を示しました。思わぬ返答に羽鳥アナは『厚労省もなんとかしようとしている姿勢は、これは間違いはないんです』と、態度ブレブレの反応。番組側の厚労省批判もすっかり腰砕けとなったのです」(前出・テレビ誌ライター)

 番組ではさらに「医療現場マスク不足深刻」と話題を引っ張ったものの、岡田氏は「一番危機的になるのは院内感染と高齢者施設です。そこにまず(マスクを)投入してください」と大きな身振りで強調し、問題の本質を指摘していた。視聴者にとっては耳を傾けるべきは誰の言葉なのか、明らかだったのではないだろうか。

(金田麻有)

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