女性アイドルグループ「2o Love to Sweet Bullet(トゥラブ)」が公式ツイッターを更新し、新型コロナウイルス対策として、マスク着用を義務化したことを報告したのは去る2月24日のこと。
トゥラブ公式ツイッターは〈トゥラブの物販(特典会)では新型コロナウイルス拡散防止の為にお客様のマスク着用を義務と致します。着用のない場合はチェキ撮影時に別途手数料1000円を頂戴致します。ファンの方々がマスクをしていない理由は売っていないからという事は重々理解した上での対策です〉とツイートしたが、一方で、手数料と称して1000円を徴収すると明記したことが、ファンの間で物議をかもした。
「トゥラブは2015年8月にデビューし、現在は4人で活動しているアイドルグループです。今回、本来であれば中止も検討しなければならない状況下にありながら、あえて物販会を強行し、さらには品薄状態でマスクを入手できないファンから別途1000円を徴収すると発表したことで、ネット上では怒りの声が殺到しました」(アイドルウオッチャー)
「別途手数料ってなんだよ?要は金のためならメンバーを危険に晒してもいいってこと?」「マスクの着用を義務化するのはいいけど、対策という名の金儲けにしか見えない」「いっそ中止にした方がいいのでは」など、非難の嵐が吹き荒れたのだ。
「実は運営が非難にさらされたことは、今に始まったことではありません。昨年は、リーダー格で長らくグループを牽引していたメンバーが脱退を表明。その理由について運営とひと悶着ありました。双方がツイッターで応酬し合う異常な事態に、ファンから『運営は大人げない!』と怒号が飛びかったんです。今回のマスクの件で、いったんは収束した批判が再燃しそうだったんです」(前出・アイドルウオッチャー)
それでも今回の措置にファンの理解が徐々に得られつつあったというが、3月1日になって、政府の自粛要請に応え、11日までの主催ライブの中止を発表した。新型コロナウイルスの影響が、芸能界の思わぬところで出た形だが、一日も早くウィルスが終息し、手数用なしのライブ再開の日が来る日を願うばかりである。
(ケン高田)