新型コロナウイルス騒動を受け、映像配信事業者の間では一部の作品を無料にする動きが広まっている。日本テレビ子会社の「Hulu」では3月13日、同月末までの期間限定で100以上の作品を無料で配信すると発表。考察で人気を博したドラマ「あなたの番です」では、Hulu限定だったサイドストーリーの「扉の向こう」も無料になるとあって、ドラマ好きから拍手喝采があがっているようだ。
その動きはついに、大人向けビデオの分野にも拡大。業界大手のSODでは13日に、200本の作品を無料で視聴できる「〈自宅待機を応援〉0円でご利用キャンペーン」を開始した。13日夕方の時点ではアクセスが殺到しており、サイトがなかなか開かない、いわゆる「鯖落ち」(サーバーダウンのこと)になるほどの人気を呼んでいる。
「同社では配信ではなく、販売中の動画を価格0円でダウンロード購入できる形で提供。購入には会員登録が必要ですが、一度ダウンロードした作品は4月以降も視聴できるという点で、動画配信サイトの一歩先をいく施策と言えるでしょう。無料となる作品には『マジックミラー号』や『SOD女子社員』といった人気シリーズに加え、スマホ視聴限定ながらVR動画も用意されており、今回のコロナ騒動を機に新規会員の大量獲得も期待できそうです」(芸能ライター)
そんなSODの施策に多くの男子から歓喜の声があがる中、嬉しくも困ってしまったという声も続出しているというのだ。
「大人向けビデオと言えば、どうしてもティッシュが必要なもの。ところが肝心のティッシュがいまだに品薄で、すでにティッシュ切れを起こしているユーザーも珍しくありません。働いている人はドラッグストアの開店に並ぶこともできず、ネット上では《トイペにするか、ってトイペもない!》《もはや新聞紙で代用か》《こうなったら風呂で見るしかない》などと大騒ぎ。その一方で、中には《すでにトイペを買い込んだ俺、高みの見物》と余裕を見せる男子もいるようです」(前出・芸能ライター)
しかしティッシュがあろうとなかろうと、鯖落ちまではどうにもならないもの。早いところSOD側にサーバーを増強してもらい、男たちに奮い勃ってもらいたいものだ。
(金田麻有)