映画「いざなぎ暮れた。」が、3月20日から東京で凱旋上演される。借金に追われた男が金策のため恋人とともに疎遠になっていた故郷に訪れるロードムービーだ。
「わずか3日間で撮影された小規模な映画ですが、これまで世界32の映画祭に出品され、その半分にあたる16の賞を獲得している。主な受賞は、モナコ国際映画祭・最優秀男優賞、最優秀撮影賞、フロストバイト・インターナショナル・インディーフェスト主演男優賞、ホワイトユニコーン国際映画祭・最優秀作品賞などです」(映画ライター)
特に主演の毎熊克哉は注目株で、2018年に「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」など10本超の公開作に出演。「まんぷく」でNHK朝ドラ初出演を果たし、活躍の場を増やしている。
「広島出身で小中学校はサッカー部に高校はダンス部。振付師を目指すほどの実力だったそうですが、好きな映画の道を選び、映画監督志望で東京の専門学校に。卒業後は役者に転向し、下積みを続けながら15年の長編デビュー作品『ケンとカズ』で毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞など各賞を受賞。30歳目前で“遅咲きの新人”として脚光を浴びたんです」(芸能ライター)
3月17日に最終回が放送され、高視聴率で人気を博したドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)に出演を果たし、佐藤健演じる天堂浬の同期である来生晃一を演じてファンになる人が続出。まずます目が離せない存在になっている。
(鈴木十朗)