昨年の紅白歌合戦に初出演を果たし、一躍全国区となった“髭男”(ヒゲダン)ことOfficial髭男dism。年明け後もその勢いは止まらないようだ。芸能ライターが言う。
「2月12日にリリースした『I LOVE…』は2月24日のBillboard Japan HOT100で1位を獲得し、2位に昨年の大ヒット曲『Pretender』がランクイン。2週連続1位、2位を独占しています。『I LOVE…』は、現在放映中のドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)の主題歌。米津玄師を多くのミュージシャンが意識しているのが、今の日本の音楽シーンなわけですが、米津は基本的にはテレビ出演や顔出しすることを嫌がります。一方、髭男はふつうに音楽番組に出演しますし、昨年4月に出身地の中国地方で放送され大反響だったのを受け、紅白直前の12月21日にも再放送されたNHK特番『髭男“ヒゲダン”ふるさとへ』などの密着もののテレビ出演や『A-Studio』(TBS系)などのトーク番組などにも積極的に出演。その可愛らしいルックスでファンも多いギターの小笹大輔は、以前に嵐のコピーバンドをしていたことを紅白出場時に暴露されるというお茶目な一面も持っています。基本的に曲作りは、ボーカル兼ピアノ担当の藤原聡が担当していますが、その音楽スタイルは米津より、ポップで少しアイドル的なところも見え隠れしていて親しみやすさがあります。米津をも脅かすパワーを秘めているんじゃないかという勢いです」
「I LOVE…」が主題歌となっている「恋つづ」視聴者の書き込みでは、以前より、〈ほぼ1話完結で終わるし、Official髭男dismの『I LOVE…』がいい所で流れて、また良い…〉〈佐藤健と上白石萌音とドラマの内容と歌、全て好き〉などの声も見られ、曲とセットでドラマが好評価。また、CD発売前の時点ですでに1000万回もの再生を突破しているYouTubeの「I LOVE…」の公式MVの視聴者の書き込みを見ても、《「恋つづ」見たあと絶対聞きにくる》、2月7日放送の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)については、〈生歌最強で鳥肌たちました〉と言う具合。
「『I LOVE…』の後に当てはまるのは家族や恋人といろいろあって性別問わず、誰もが主役になれるという意見もあり、万人にとって親しみやすい曲となっているようです」(前出・芸能ライター)
今後の「恋つづ」のさらなる盛り上がりにも貢献してほしいものだ。
(島花鈴)