お笑いコンビ・スーパーマラドーナの武智が3月12日の深夜、インスタグラムのライブ配信機能にて視聴者に対して数々の暴言を吐いた件が話題になっている。そんな武智に対して「“治療”を検討すべきではないか」との声が出ているという。
武智はインスタライブにて、新型コロナウイルスの影響で劇場出演の仕事がなくなったと愚痴。これに視聴者が「仕方ない」などと諫めると激昂し、「低所得者の何の未来もないバカ」「お前が先に死ぬやろ!」「かかってこいやゴミが」などと攻撃的な暴言を連発。翌日には劇場公演のライブ配信にコンビで出演し、「すみません」と平身低頭で謝罪。
ライブ配信については酒に酔っていたため「まったく覚えていません」と明かしていた。そんな武智について、医療系ライターが警鐘を鳴らす。
「武智がインスタライブで炎上したのは『M-1グランプリ2018』の放送後に続いて二度目。これら二度の暴言配信に共通しているのは泥酔状態だったことです。武智自身は13日のライブ配信で『そういう人間と捉えてください』とコメントしていましたが、これらの暴言はもはや武智一人だけの問題ではなく、酒の影響を軽く考えているようです。しかし悪酔いで他人に迷惑をかけるようになってしまったらもはや、アルコール関連問題を疑うべきでしょう」
ちなみにアルコール依存症は「否認の病」とも呼ばれ、本人が病気を認めたがらない傾向があるという。依存症までには至らず、ふだんの生活に影響がないうちは酔った時だけの問題と捉えがちで、武智のように開き直るケースも少なくないそうだ。
「アルコール関連問題では、依存症にまでは至らない『アルコール乱用』や、それを含めたさらに広い状態を指す『プレアルコホリズム』への対応が重要とされています。武智が飲酒により暴言問題を繰り返していることは事実なので、まずはカウンセリングを受けてみるべきではないでしょうか。アルコール関連問題では家族のサポートが重要ですが、武智の場合は吉本興業によるサポートも同様に重要になるはず。飲酒の影響が劇場や営業に支障をきたすレベルに達する前に、所属事務所として対応を始めるのが最善手かもしれません」(前出・医療系ライター)
武智がしでかした問題は単に「酒癖が悪い芸人だから」という言葉で済ませてしまってはならないはずだ。
(金田麻有)