タレントの加藤紗里が3月3日に自身のインスタグラムアカウントを更新し、14日に決行すると予告していたオフ会の内容を一部変更している。
多くのアーティストが新型コロナウイルスの感染拡大によってライブやコンサートの開催を泣く泣く自粛する中、加藤は2月28日、〈世間がこんな状況だからこそあえて延期せず、この日(14日)にオフ会イベントを決行しようと思います!〉とシングルマザーのためのイベント開催を強行すると宣言していたが、ネット上で大きな物議を醸したからか、〈中止や延期しろって沢山のコメントくるけど紗里のオフ会は中止しろって炎上するのに東京マラソンはなんで炎上しないんだろうか、、、〉と不満を述べた。
続けて、開催を反対する大勢の人間がオフ会イベントの会場へ大量のクレームを入れたことにより、同日、会場側から現状では場所を貸すことができなくなったと告げられたと説明。〈だから紗里なりに考えてオフ会は絶対出来る様に今回のオフ会は限定1名のオフ会にするよー みんなのご意見に耳を傾け安全面を配慮したよ!だからオフ会は自粛しません!場所ももちろん変えないよ!〉と参加者を1名に絞ることを発表している。
さらに、〈そんなに紗里を来させたくないなら交通機関閉鎖するとかしたらよくない??電車は満員電車でも動くのに、、、んーなんか矛盾〉と満員電車の例を出しながらその“矛盾“を嘆くと、最後には〈あとあと、マスク足りないって人もたくさんいるみたいだから400枚用意したよん 待ってるねん〉と締めた。
「子育てに励むシングルマザーの参加を募集していた点や、加藤自身も身重なので“中止すべき“とのクレームが寄せられたはずですが、本人は東京マラソンと『紗里の座談会』を比べ不満を述べるなど、批判の意味をあまり解していない様子。また、誰もが満員電車の密室空間がこのご時世では危険な場所となり得ることを自覚しながら、それをストップさせてしまうと大きな経済的ダメージにつながるため、やむを得ず通勤時間をズラすなどして出来る限りの対策を施している状況であり、“不要不急のイベント“としてカテゴライズされるであろう『紗里の座談会』と電車の事情を比べるのは無理のある主張と言えるでしょう。加藤の投稿のコメント欄にも『貴女のオフ会はストップしても、社会は回る』『今の時期じゃないとダメな理由はなんですか?』『妊婦さんはただでさえ抵抗力が弱ってるのにそれに対する配慮がなさすぎ』といった非難の声が殺到しています」
参加費は無料とうたっていた今回のオフ会イベントだが、その1名をどのように選出するかや、400枚のマスクの用途など具体的な説明は3月4日時点ではなされていないようだ。マスクを無償でプレゼントする企画でも実施すれば、あるいは、失いつつある“好感度“を取り戻すことができるかもしれないが…。
(木村慎吾)