TBS局員が振り返る。
「11年に『はなまるマーケット』の司会をしていた竹内香苗が、夫の転勤の都合で急遽、退社。その後任になったのをきっかけに、一気に存在感が増していった。当時の彼女のイメージは、レポーターレベルで番組全体の進行ができるとは思えませんでした。ところが、蓋を開けてみれば、当時、進行ぶりに定評のあった竹内の穴埋めが十分できるばかりか、安心して任せられると、司会をしていた岡江久美子さんも絶賛。それ以降、『代打・江藤』と陰で言われるほど、夏休みなどで不在になる、レギュラー出演している女子アナのピンチヒッターとして不動の地位を築いていきましたね」
さらに、江藤アナが本格派アナに脱皮するための試金石となった人気番組がある。TBSラジオの「爆笑問題の日曜サンデー」だ。
「この番組は生放送で、毒舌でマシンガントークの太田光に対して、なかなかツッコミを入れづらい難しい進行役を、天然キャラでみごとに果たした。相方の田中裕二は進行を完全に江藤アナにお任せで、時にほとんどしゃべらないことも。さらにはセクハラ発言もさらりと笑顔でかわすワザも発揮するなど、猛獣使いとしてのスキルも周囲が認めることとなったのです」(制作会社関係者)
いわば「大器晩成」とも言える江藤アナにチャンスが訪れたのが、14年のこと。ここでもピンチヒッターとして起用されたが、これが大躍進につながったというのだ。制作会社関係者が明かす。
「彼女の評価が決定的となったのは、14年の『ひるおび!』キャスター就任。当時、番組は、アイドル的人気の高かった枡田絵理奈アナが担当。江藤アナは月曜だけの曜日担当にすぎなかった。ところが、その進行ぶりで評判が高くなり、アドリブにも対応力が高いことを証明した。加えて、主婦層の人気もあることがわかり、最終的には、枡田アナを蹴落として、進行役をゲット。今や群雄割拠の昼のワイドショーでも高視聴率をキープして、抜群の安定感を誇っています」
しかも、女性視聴者の後押しでブレイクしたにもかかわらず、ここにきておじさん人気にいっそう拍車がかかるばかり。その理由を、女子アナウオッチャーが語る。
「女子アナファンの間でも注目を浴びている理由は他でもない、衣装にあるんですよ。青学出身の彼女はふだんの衣装がまさにコンサバで夏はノースリーブ、冬は体にフィットした『男殺しニット』がもっぱら。とにかくエロいんです。しかも『ひるおび!』就任以降、一時はプレッシャーもあってかなり痩せてしまったんですが、バストのハリは依然として健在。ツンと上を向いた釣り鐘形のバストラインがセーター越しからでもくっきりとわかるほどで、この衣装目当てで、昼休みにテレビの前に釘づけになる人が多い。12時近くなると視聴率がグンと上がることでも一目瞭然でしょう」
しかもサービス精神旺盛な江藤アナだけに、毎日の「ひるおび!」の衣装を自身のブログにアップしていたというから、おじさんファンが急増殖するのも無理からぬことか。